消防設備点検が始まったけど、蚊帳の外

先日、防火対象物点検が終わったかと思えば、すぐに消防設備点検が始まりました。さらに同時進行で防火設備点検も始まり、現在現場では結構な数の業者が入り乱れる状態になっております。

そんな中、僕はその点検の1日目は休みで、2日目から参加という形だったのですが、2日目の出勤体制は遅番、皆んなが忙しい中ノコノコと出勤するという、こういった点検がある日にはあまり組まれたく無い体制。

案の定、現場に出勤したら、みんな忙しそうに現場を走り回っていました。

もうこうなると「ねぇねぇ、今どんな状況?」みたいな事を聞いても大抵が「う〜ん、わかんない!(笑)」という返答が返ってきます。つまり各々がいろんな対応を行なっているので、まだ全然まとめられていないんですよね。この状態で、現状を把握するのは至難の技です。今回は大きなトラブルがなかったから良いけど、遅番の出勤時にトラブルが発生していると、何が何かわからないまま現場に駆り出される可能性もあります。しかも遅番だから、最後のまとめ役もやらされる可能性もあり、うちの現場では非常に遅番という勤務体制は嫌われております。

遅番は孤独です。

ダンパーが復旧しない?

そんな孤独の中、「〇〇階の排煙ダンパーが復旧しない」という知らせが来たので、現場に向かいました。まぁ、ダンパーが開かなかったり、復旧しなかったりするのは結構あるので、ハンマーとシリコンスプレーを持っていきます。大体は固着が原因です。

↑こういった作業を行います。

上の写真が、排煙ダンパーです。現在は「S」に矢印があるので、シャフト、つまり閉まっています。

これが排煙口側です。上のダンパーがO部分になると羽が開き、煙を外に排出してくれます。今回は、この羽が復旧しないという問題があるという事でした。ただ、現場を駆けつけたところ、羽が閉まっている=復旧しているので、「あれ?復旧しないのならば開きっぱなしなんじゃ無いの?」と頭にはてなマークが浮かびましたが、念の為、排煙起動スイッチを押して、一度オープン状態にしてみる事に・・・

ウィイイインと音がなり、ダンパーはO側へ

そして羽もスムーズに開きました。動作に異常はありません。余談ですが、消防設備点検時に、この排煙口の動作も確認されますが、開かなかった場合は指摘事項に上がりますが、羽が戻らなかった場合は、特に何も言われません。実際に火災が起きた際に、正常に動作をするかが重要であって、復旧に関しては業者は「あら〜」ぐらいのレベルで済んじゃいます。ただ、設備管理側としては復旧できないのも結構な問題なんですよね・・・。

で、話が外れましたが、この状態から復旧をかけてみます。報告では、この時点で上手く復旧が出来なかったという事なのですが・・・

正常に復旧しました。念の為2、3回ほど試してみましたが、スムーズに復旧しました。全然異常ではありませんでした。なんだったのでしょうか?まぁ、正常動作するに越したことはありませんが、こういうのって、大きな故障の前触れだったりする時もあるので、ある意味注意は必要です。念の為、可動部にシリコンスプレーを塗布して完了としました。

 

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