引き継ぎの心得!

Sさん(今の現場で一番動けて、知識があって、人徳があって、細かいところに気がきいて、たくさん仕事を抱えている人)が来年の1月に無情にも異動してしまうので、Sさんのやっていた仕事の大半を手伝っていた僕が、Sさんの仕事を引き継ぐことになり、その引き継ぎを毎日のように行なっています。

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ほぼ毎日のように引き継ぎを行なっているのですが、もう全然終わりません。というか、仕事の範囲が広過ぎて、完璧に引き継ぐのは不可能に近い状態です。しかも、日々の業務が引き継ぎだけならば良いのですが、そこに通常の仕事もプラスされてくるので、引き継ぎの途中で「あ!Sさん、ちょっとあの件を調べて!」みたいな感じで中断されると、戻ってきた時に「あれ?どこまでやったっけ?」みたいな感じになり、なかなか引き継ぎが前進しません。

所長も「Sさんとの引き継ぎに集中してくれ!」みたいな事を言ってくれるのですが、その1分後に「あ!あの件の大至急書類作ってくれ!」みたいな感じで仕事を振ってきます。二重人格かな?

このように引き継ぎが上手く進んでいないのですが、僕の前職での経験上、引き継ぎは上手く行かなくて当たり前だと思っています。僕は引き継がれる方も、引き継ぐ方も両方経験した事があるのですが、まず「やってみないとわからない」という項目が多く、矢継ぎ早に色々言われても、まずわかりません。イメージが全く湧きません、だってやった事無いんですから。野球を一回もやった事無い人に「あのピッチャーのカーブに気をつけろ」と言われてもなんのこっちゃですよ。

しかし、今回僕は、その引き継がれる仕事に関してはおおよそ流れを知っているので、だいぶマシな方と言えます。前職での引き継ぎではいきなり先輩に車に乗せられて、着いた先のビルで「この現場の会計を来週から君に任せるから!」と言われた時はビビりましたね。その後「ここの社長すっげー怖いから注意してね」と言われた時は「え?何?罰ゲーム?」と思いました。(ちなみに、その社長とその後会って挨拶をしたら「うるせぇよ!もっと静かにしゃべれ!」と僕の3倍ぐらいのボリュームで怒鳴られました。)

また、引き継ぐ側は、引き継がれる側がどこまでわからないかをわからないので「やればわかるから!」という超ざっくりした引き継ぎをやってしまいがちです。僕も引き継ぎをした時は「やっていればそのうちわかりますから!」と適当に引き継ぎをして逃げるように退職をした記憶があります。ま、引き継ぐ側はその現場から離れるわけですから、正直言って後のことは残った人間で頑張ってもらうしかない、と言うことで色々とザックリになります。一から十まで説明なんて、とてもとても・・・。

そんなわけで、引き継ぎの際に注意しておかなければならないのが

この上記の引き継ぎを期待すると、絶対に引き継ぎが上手く行かず、後々大変なことになるので

引き継がれる側が積極的に、上記の事項をまとめて質問をしていく形式にした方が良いと思います。大体の仕事は、基本的に何とかなるのですが、「〇〇は何日までにやっておかないと危険」というそれだけは絶対に怠ってはいけない系や、「後任の人はやってくれてたよ?」的なその人が特別にやっていたこと系の話はしっかりと聞いておいた方がいいです。そして、そういった話は、なぜか引き継ぎする人が作成する引き継ぎ事項には書いていないケースが多いので、注意が必要です。

僕は前職の先輩からの引き継ぎで色々抜けがあり、トラブルを招き、退職を本気で決意するキッカケとなったので、今回の引き継ぎはマジのマジで慎重に行なっています。まだビルメンをやめる気はありませんからね。(今の現場からは、5年以内には異動したいと思ってるけど・・・)そういう訳なので、今年いっぱいは引き継ぎに専念をしたいと思います。

ただ、引き継ぎとは別件で、現場ではSさんがいなくなる事が原因なのか、人間トラブルが多発しており・・・この件に関しては、またいつか書こうと思います。いやぁ、この調子だと来年は現場がピリピリしそうです。めんどくさいなぁ

 

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