突然ですが、「床暖房」って聞くと、どう言ったシステムを思い浮かべますか?
僕はこの仕事をやるまでは「床が電気であったかくなるやつ」という超ざっくりした感じでしか知らなかったのですが、今の現場に来て「床暖あるよ」と言われ、「エントランスが床暖になってるし、夏場は床冷になるよ」と言われた時は結構混乱しましたね。床冷??どうやって冷やすんだ?
で、そのエントランスに言っても全然床があったかくないんですよ。というか、逆に冷たいぐらいだし、そもそも床は大理石みたいな感じだから熱を通さないので、しばらくの間不思議でした。でも床暖(冷)の日常点検はやってるし・・・これ意味あるのか・・・?と思っていました。
2年ほど前の記事で、床暖について触れていますが、これは完全にはよくわかってない書き方してますね(笑)
床放射冷暖房システム
実は、最近の床暖って、電気コイルを床に敷いて温めるタイプでは無く、床に温水(夏は冷水)を流すパイプを通して、その放射熱を風に乗せて吹き出し口から出すタイプが多いそうです。
つまり、一部からしかあったかい空気が出ないので、これが果たして床暖と言えるかどうか微妙ですが、エントランスに立哨している警備さん曰く「ついている時と、消している時じゃエントランスの体感温度が違う」との事です。一応、効果はあるみたいです。
今まで、この温水を流すポンプと合わせて、エアハンも動かしていたので「なんでエアハンも動かすんだろ?」と疑問に思っていましたが、風を流す為のエアハンだったのですね。ようやく謎が解けました。
ちなみに、このタイプの床暖は電気タイプの床暖と比べて、省エネらしいです。ただ、これぐらいの規模だったらつけない方が逆に省エネなんじゃ・・・と思ってしまいます。吹き出し口に手を当てても、暖房のような暖かい風というより「ドライヤーでドライを選択した」時ぐらいのあったかさしか感じませんでした。もし、今後「省エネで何かできる事はないか?」と言われたら、この床暖を停止しちゃうのもアリかも・・・
一つ不安点が・・・
心配なのが、この床下に走らせているパイプが点検する事が出来ないという事。
床には何十本ものパイプ(上の絵ではホースって書いちゃってますが、実際にホース見たいな感じで結構脆そうです)が走っているのですが、例えばその途中でピンホールした場合、そのパイプを補修するには床をハツらないといけないのです。つまり現実的には、1箇所でもパイプが水漏れしたらこの床暖を全て停止しないといけないのです。どのパイプから水漏れがしているかなんて、床の上からではわかりませんからね。
なんで、こういった設備を設置するにあたってメンテナンスのことを考えないのかな?と度々思ってしまいます。今はとりあえず何も無く運用できていますが、もしこの機器のどこかから水漏れが発生したら大変なことになります。う〜ん・・・せめて僕がこの現場にいる間には起きてほしくないですね。床下には漏水検知帯も無いようですし、もしかしたら今もどこかで漏れている可能性もある・・・かもしれません。おそろしや
2022年3月23日 追記
ぎゃああああ(絶望)
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