「仕事にメモは必要か?」
こんな討論が毎年の様に行われておりますが、仕事の覚え方に関しては人それぞれですので、そこは個人の自由だと思っておりますが、ビルメンにとって「メモを取る」という行為は、かなり重要な事だと思っています。
ただし、この「メモを取る」という行為は、先輩や上司から仕事を教えてもらって、それを忘れない様にメモする・・・というのではなく、何か作業をした際に、作業に対して何をやったかなどをメモするという事を指します。
例えば、盤でセレクトスイッチをいじった時や、設定を変更した時などにメモを残しておかないと、結構大変なことになります。もう細かくなくても良いので「AからBにした」ぐらいの走り書きメモぐらいでOKです。このメモが後々僕らを救ってくれるのです。とにかく、どんな小さな作業でも、こういったメモを残す癖をつけておいた方が良いと思います。
スイッチを押す際は、押す前の写真をスマホでも良いので撮影しておき、押したスイッチは、付箋でいいので「これを押した」ぐらい書いておく・・・。この行為が、失敗を防いでくれるのです。
また、報告書用に写真を撮影した際に、パシャパシャ撮っている時は「この写真は○階で交換した部品・・・これは●階・・・」と覚えているから良いのですが、現場を離れてPCの前に座り、撮った画像を見ると、どの写真がどのフロアで撮ったものかわからなくなる時があります。
上から順番にフロアを降りながらやっていけば、写真の撮影順でわかりますが、間に1枚でも予備写真が挟まってたら、もーわけわからん状態になります。
なので、フロア毎に写真を撮る際は、まずフロアの階数パネルを撮影し、そのフロアの写真が撮り終わって別のフロアに移動した際に、またそのフロア階数パネルを撮っておけば、PCで写真展開をした際に、どのフロアの写真かわかりやすくなります。
人間は、その時は覚えていますが、少し経つと忘れる生き物なのです。ビルメンは広く浅くがモットーの仕事ですので、作業も初めてやる作業が多かったりします。そんな時、こういったメモを作業中に残しておけば、きっと役に立ちます。ビルメンこそメモ魔になろう!
なんでこんな話をするのかというと
今日、テナントフロアで作業をしたのですが、
まず、いじったスイッチをメモするのを忘れて、最終的に「多分最初についてたのは、このスイッチかな・・・」と半分勘で復旧をしました。
また、作業中の写真も、フロア数をメモし忘れて、どの階数の写真かまっっっっっったくわからなくなったので、適当に階数を振り分けました。
完全に今日は油断しておりました。初心忘るべからず・・・そんな言葉がヒシヒシと胸に突き刺さります。
多分明日、なんか言われると思います。まぁ、僕が完全に悪いですね。
こういったミスも全部、メモを残すだけで発生しないのです。10秒ぐらいメモする時間を取るだけで、何千倍もの安心感を得ることが出来ます。
安心と平和のため、メモ魔になろう!!(自分への戒め)
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