一歩間違えれば大トラブル!やっぱり年次点検は怖いよ

お久しぶりです、青村です。

11月も今日で終わりです。今月もブログの更新率が低かった。。。ネタが無いとかそういうのでは無いのですが、どうもコンスタントに更新が出来てませんね。12月からは更新頻度を増やす・・・意気込みはあります!(言うのはタダ)

で、タイトルにもある通り、今年も年次点検がありました。

今年の年次点検は業者とのスケジュール調整で前年より遅くなり、先週の土曜日に実施をしました。年次点検が終わるとようやく年末だな〜って感じがします。

今年はしっかり仮眠を取るぞ!と思った矢先に・・・

今年の年次点検も前年同様に宿直明けで参加をする事になりました。

明けは体力的にはキツイですが残業代的にはかなり美味しく、明けの8時から帰るまでが全て残業時間としてカウントされます。今年は20時に終了したので、休憩時間1時間を除くと11時間分の残業代がゲットできます。これは美味しい。

しかし、先述した通り、明けは体力的に結構キツイのでなるべく仮眠はしっかり取っておきたいものです。一応、年次前は特例で22時には就寝して良いというルールがありますが去年は飲食店様がお水をぶちまけて下さり、漏水検知帯を復旧させていたら23:50になってしまいました。今年はそんなイベントがない事を祈るばかりです。

・・・で、今年はどうだったかというと何にもトラブルは起きずなんと22時には仮眠室のベッドにINしておりました!これは勝った!!

と思いきや、ベッドに早く入れても眠れるかはまた別の問題

少しわかりにくいですが、我が設備員の仮眠室は通路にある複数の部屋のうちの1つにあり、両隣や向かい側の部屋は全てテナント用の倉庫となっています。廊下に仮眠室があるというより、テナント倉庫廊下の1つに仮眠室があるような感じです。ちなみに僕の現場では宿直者は2人ですが、もう1人は別の階の管理室で就寝します。

倉庫を使っているテナントは全て飲食店で食材や調理道具などを保管しており、結構な頻度でドタバタやってきてはガッチャンガッチャン派手に音を鳴らしながらモノを取りに来ます。これが結構鬱陶しいのですが、まぁ眠れないという感じではありません。慣れてしまえばあまり気になりません。

ただこの日は少し違いました。年次点検の間、飲食店も強制営業中止になります。そうなると明日用の仕込みなどをしなくて良いため夜の仕込みに使っている時間帯が暇になります。もともとそういう予定を入れていたのかわかりませんが、今年は飲食店が9時ぐらいで店を閉店してなんと倉庫の掃除をし始めたのです。

うっせ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!

掃除機はガンガンかけるわ、なんかモノをドッタンバッタン倉庫に詰めてるわ、従業員が楽しそうに騒いでるわでとても眠りにつける環境ではありません。しかし、この従業員たちもここに仮眠室があるということは知らないので仕方がないと言えば無いのですが、もうちょっとテンション下げて!!

「うるせぇ!!こっちは仮眠中だぞ!!」なんて業者ならまだしもお客様は神様という信念のもと運営されている我が建物ではそんな事は死んでも言えません。大人しく彼らの掃除が終わるまで待ちます。

はよ帰れボケカスゥ!!(眠いので気も荒くなる)

結局24時まで静かにならず。早く寝床につけたのは良かったですが、そこまで多く睡眠量は取れませんでした。(去年より圧倒的にマシではありますが・・・)

年次点検開始!

そんな感じで、多少フラフラしながら年次がスタートしました。さすがに4回目となると緊張も何もありません。「あ〜、はじまるなぁ」ぐらいしか思いません。

はい、停電しました。開始です

それぞれの盤のブレーカーを切って、主幹でメガリングをし、異常がないかの作業を設備員にて行います。その後全てのブレーカーが切ってある状態で、電気主任者と業者による幹線メガーが行われます。

このメガリングが結構な数があって大変なのですが、今年は人はちゃんといるので、全体として余裕でした。

恐怖は突如やってくる

そんな感じで、「あ〜これは余裕だな」と思いながらメガリングをしていると、客用通路に差し掛かりました。このエリアはお客様用に照明がついており、この照明は電源供給車から供給されている電源からとっています。年次点検では全館停電といえど、エレベーターや一部照明など完全に停止すると困る設備がいくつかある為、それらを動かすために電源供給車から電源が供給されている回路がいくつかあります。

僕らの仕事は盤内メガーなのですが、注意する点がこの電源供給車用の回路のブレーカーは落とさないという事です。せっかく生かすために電源を送っているのにブレーカーを落として停電させてしまったら意味がありません。一応、落としてはいけない盤には全て「遮断禁止!」「電源供給車回路」というステッカーが貼ってあります。

そんな感じで、他のエリアと比べて煌々と光り輝いているエリアを歩いていると恐怖はやってきました

スッ・・・

え!?

暗くならないはずのエリアが急に真っ暗に!

え?ちょっ?なぜ!?

いきなり明るい箇所が暗くなると人はパニックになると言いますが実際かなり焦りました。しかし数秒後、照明がパッとつき、何事もなかったように廊下が明るくなりました。

どうやら、別班の人が電源供給車回路のブレーカーを切ってしまったようです。

理由がなぁ、あればなぁ・・・

ブレーカーをOFFってしまったのは、ベテランのIさんとこの現場に来て1年のUさん(ただし、ビルメン歴は7年)班でした。Iさんは、このエリアに電源供給車回路があることはもちろん知っており、事前にUさんに「ここは気をつけよう!」という話はしていました。

で、いざこのエリアに来てIさんがその盤の前で「ここは切らないで下さいね」とUさんに伝えたところ

「ハイ!!」

ガチャン!!(絶望の音)

????????

Iさんは確かに「落とすな」といったそうですが、Uさんは「ハイ!!」というセリフと共にブレーカーを遮断。う〜ん、どう言う事?

ブレーカーには「落とさない!」みたいな張り紙がデカデカと貼っており、よっぽど不注意でない限り、わかるはずなのですが・・・。もしかして「押すなよ!」みたいなノリだと思ったのでしょうか。

幸い、回路が照明だけだったから大事に至りませんでしたが、これが動力とかだったら結構やばい事になっていたかもしれません。

IさんはUさんに「落とすなって言ったよね?」と聞くと「はい!そう聞きました!」と、そして「じゃあなんで落としたの?」と聞くと「いやぁ・・・」とか「すいません」とかを繰り返すのみ。どういう意図でOFFにしたのかが全くわかりません。理由がわかれば今後の対応なども考える余地があるのですが、「なぜOFFった」の理由がわからなければ対策のしようがありません。

とりあえず大事には至らず、その後も順調に作業は進み大きなトラブルは無く今年の年次点検は終わりましたが、Iさんは今回Uさんと組んで作業をしたのがよっぽど応えたのか、終了間際は明けで作業した自分よりゲッソリしていました。(Uさんはやり切った!という表情で晴々としていました)

最終的に年次は無事に終わりましたが、今回のUさんのブレーカー遮断はかなり恐ろしい出来事でした。あとでUさんに「この回路ってなんだと思います?」と聞くと「ここは電源供給車回路ですね!ここは切らないようにしないとですよね!」と答えてきたのでちょっとゾクっとしました。その回路の意味もわかってるし、切ってはいけないことも理解している・・・。ではなぜ切った??(後から知った可能性もありますが、聞いてる感じ「そんなの当たり前っしょ笑」みたいな雰囲気を醸し出してるんですよねぇ・・・)

来年もUさんがこの現場にいるとなれば・・・今度は電源供給車回路の無いエリアをやってもらう他はありません。

いつかUさんが起因で大事故が発生するのでは・・・?と恐ろしくなってきました。果たして来年度はどうなることやら・・・。

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