現場経験者が一番最強だと思いますが・・・

ビルメンをやっていると、「この人はちょっと違うな!」と感じる人がいます(もちろん良い意味で)

そういう人は大抵、工事現場関係を経験してきた人たちが多いです。

工事現場関係上がりの人はとにかく機器トラブルがあった時にとにかく強いです。ある程度のトラブルでしたらサクッと復旧させてしまいます。(ちなみに工事現場関係上がりの人は必ずといって良いほどMy工具を持っています)

僕みたいに、まったく設備と関係のない業種からビルメンになった人間にとって、こういう現場に強い人は憧れますね。というか、ビルメンの仕事をしていて不安な事とか少ないだろうな〜っと勝手に思ってしまいます。僕みたいな現場作業苦手マンは、何かトラブルがあると不安しかないですからね。

知識もそうなんですが、とにかく工具の扱いに慣れていて「あぁ、こういったのは過去にやった事があるよ」って言ってサクッと直せるのは非常に憧れます。こちとらネジをどっちに回せば締めれるのかすら危うかったですから。

また現場経験者はとにかく行動が早い。トラブル発生時に「配管の漏水!?じゃあこういう時のマニュアルは・・・」みたいにモタモタしていると「そんなの良いからとりあえず現場に向かえ!!」とドヤされます。うちの所長も現場経験者なので、そういうプレッシャーはあります。こっちとしてはとにかく準備を万全にしてから行きたいと思っているのですが・・・。これも「元々現場で働いていた」という自信の表れですかね。とにかく急かされる事が多いです。

ちなみに、うちみたいに頭が現場経験者だと、すぐに業者に頼まずにまず自分たちでやってみよう!みたいな話になります。他の現場の人から「え?なんでウチらがやってんの?!」と驚かれることもしばしば。

現場経験者には勝てない

こういった人たちと仕事をしていると「あ〜自分は現場が全然出来ねぇーーー!」と悲しくなる事があります。他のビルメンの方々でもそう思っている人は少なくないのではないでしょうか。

でも最近ではそれは仕方がないと思ってます。というか勝てなくて当然だと思います。毎日工具を使ってた人間と、毎日デスクで電卓を叩いていた人間ではどちらが工具の使い方が上手いですか?と言われたら、当然前者でしょう。経験値=それに取り組んでいた時間というのは紛れもない事実。仕方がない事なのです。

真ん中ぐらいのレベルでいよう!

また、ビルメンをやっていると、そういった経験者と未経験者の差がデカく感じますが、僕らが工具を使ってやる作業のレベルなんてたかが知れてます。普通の工事のレベルが10だとしたら、ビルメンは最大でも5ぐらいなんじゃないでしょうか。それ以上のレベルの作業は業者に任せた方が良いと判断される事がほとんどです。

なので僕らは最低でもレベル3ぐらいの作業は出来るようにすればいいわけです。それ以上のレベルの作業は、慣れている人にやってもらいましょう(笑)。

レベル3ぐらいの作業といったら・・・LED器具交換・Vベルト交換とかですかね。あとは便器のフラッシュバルブ交換とかもですか。このあたりのレベルの作業が出来ればとりあえずビルメンとしては充分でしょう。Vベルト交換はテクニックがいるからレベル4ぐらいかもしれません。どちらにせよ、そのぐらいのレベルだとなんとか頑張ればいけそうな感じです。これぐらいで良いんです。広く浅く、これがビルメンの良いところですね。