以前にも書きましたが、僕は作業の前や、している最中よりも、した後の方が不安が多くなります。

最近になってその傾向がますます強くなってきています。特にテナント内で作業した後なんてヤバいです。不安しかありません。
例えば、テナント内で点検口を開けた、床を剥がした、鍵付きの扉を開けた・・・こういった、何かを変化させた後にちゃんと復旧させているのにも関わらず「あれ?ちゃんと点検口閉めたっけ???」と不安上昇。
テナントの中って、決められた時間しか居られないから、数時間後に「やっぱ気になる!見にいこう!」ってのが出来ないんですよね。そうなると後で「大丈夫か???」と不安になります。ただ、今まで不安がっていた事に対して問題が発生した事はありません。つまりただの心配しすぎなだけで終わっているのがほとんどです。問題になる事は大抵、何も意識していないで後で不安とかそういうのも感じていない事ばっかりです。そういうものなのです。
ただ、そうはわかっていても最近はますます不安が強くなってきています。この前なんてEPSの鍵を閉めたか不安で5回も確認しにいってしまいました。これはちょっと自分でもヤバいな・・・と感じました。






冗談抜きでこれぐらいは見ます(見れるところは)
防ぐには
まずは作業中はボ〜ッとしない。という事です。そう書くとちょっと語弊があるかもしれませんが、とにかく作業中は意識を他に移さないという事です。特に復旧時は猛集中。例えばブレーカーを復旧させる時は、心の中でしっかり「今からブレーカーを入れるぞ!」という気持ちを常に持ちます。「今日帰ったら何食おうかな」なんて思ってはいけません。「ながら」でやるとたとえちゃんとブレーカーを入れていても後で不安にさいなまれます。「あれ??ちゃんとやったよな・・・」って。
次に、作業後は指差呼称をするということ。これはなかなかバカに出来ません、結構効果があります。ブレーカーを復旧させた後はブレーカーを指さして小声でも良いので「ブレーカー復旧よし」と呟くだけで後の不安度の違いは段違いです。これをやっておくと、後で「ちゃんとやったかな・・・」と不安になった時に「でもそういえば指差呼称したよな、じゃあ大丈夫か」と思えるのです。これは心理的にも大きいです。ただ、その指差呼称の記憶がさっきのものか過去のものかごっちゃになってしまって、本当にしたのか不安になります。こうなるといよいよな感じがありますが・・・。
あとは、ダブルチェックです。これをすれば確実なのですが、不安になる作業って大体ダブルチェックが出来ない、もしくはするのを忘れてしまった時が多いです。ダブルチェック、ダブルチェックって簡単にお偉いさんは言いますが、現場の状況ではそれが難しい事はたくさんあります。
他にも「チェックリストをつける」だとか「写真を撮る」だとか色々ありますが、チェックリストだってボ〜ッとしてたら「あれ?これチェックつけてるけどちゃんとやったっけ?」と指差呼称と同じように不安になります。写真を撮るは非常に効果的ですが、全部の作業でやるのは中々難しいです。

こういう、作業の合間に何かが入った時にサラッとやってしまった事が不安要素となります。
結局は
もうこの不安も仕事の一部だと割り切るしかないのでしょう。
ネットでこの事を調べると「強迫性障害」にカテゴライズされるらしいのですが、うーん、それはちょっと大袈裟なのではないでしょうか。
失敗に対して開き直るというのも一つの考えなのですが、なるべく失敗はしたくはありません。それは全員そうだと思います。この年齢になるとそういう気持ちはますます強くなってきています。ただ、多分どこかで大きな失敗をしてしまうんだろうなぁ。なんとなく、そういう雰囲気を感じます。この仕事を始めて、あまりにも大きな失敗をして無さすぎるんですよね。前職では結構ヤバい失敗ばかりしてきたのに・・・。
もしかしたら、そういう不安に対する不安なのかもしれません。め組の大吾でも大吾が「失敗出来ない!」と言っていたのを思い出します。まぁ、大吾に比べたら僕の失敗は微々たるものですが(笑)
ちなみになんでこんな記事を書いたのかというと、先日の勤務中にテナント内で設置してあるブレーカーを操作する作業があり、僕は確かにブレーカーを復帰させたつもりなのですが、お客さんに呼ばれてしまって最後の確認ができませんでした。ちなみに機器を動かす事もせず、ちゃんと復旧したかどうかの答え合わせはその機器を動かすであろう明日の月曜日以降となるわけです(笑)。こりゃあドキドキものです。