先週の出来事なのですが、昼間ぐらいに駐車場で立哨している警備員より「駐車場で事故が起こった」と連絡が。その連絡を受け一気に緊張感が走る防災センター。「大至急!早く!」と煽る警備員。とりあえず人身事故だけは勘弁してくり〜と願いながら駐車場に向かいました。
壊れていたモノは・・・
現場に到着すると、おも〜い空気が立ち込めていました。腕組みをして運転手であろうおっちゃんに鋭い眼光を飛ばしており、おっちゃんは青ざめた表情で俯いています。あれ?もしかしてなんかヤバい感じ??

「あ!設備さん!こちらです!大事故です!!」と僕らと目を合わすなり、さらに不安を煽るようなセリフ。もしかして救急車的なアレが必要ですか??
心配しながら覗くと、そこにはぶっ壊れたゲートバーが横たわってました

な〜〜〜〜〜んだ
そして近くにはぶつけたであろう車と、申し訳なさそうに立っている運転手のおっちゃん。とりあえず、おっちゃんに「怪我は無いですか?」と確認。「あ!わたしは大丈夫です・・・」とか細い声での返事。まるで「壊れるのがゲートバーじゃ無くてわたしだったら良かったんだ」と言わんばかりの表情。そこに追撃するように警備員が「ゲートバーが大変な事になってしまいました!!」と叫ぶのでおっちゃんの顔はますます青くなっていました。もう勘弁してあげて・・・
とりあえず、状況を整理すると
駐車スペースに止めようとした→ちょっと角度が甘いな・・・→バックしよ・・・→メリィ!!バリーン(ゲートバーが折れる音)
という感じでした。まぁ、ゲートバーは粉砕されましたが、大したことありません。ゲートバーなんて直せばいい話です。
とりあえず、こういう時は警察を必ず呼びます。警察を呼んで事故判定をしてくれないと、相手方の保険が降りない可能性があるからです。おっちゃんは警察を呼ばれて「あぁ・・・とんでも無い事をしてしまった・・・」という表情をしており、警備員も警察を呼ぶという事で若干興奮しているのか「設備さん・・・犯人が逃げないように警備室に連れて行きますか?」と耳打ち。

いや・・・まぁ・・・とりあえず・・・大丈夫ッス・・・
笑顔のオーナー
この後、警察が来て現場検証をして20分ほどで終了。あとのやり取りは、相手方の保険会社とやることが決定。何気におっちゃんが保険に入っているかどうかの確認は緊張しました。もし持ってなかったら、修理代をおっちゃんに直接請求しなくてはなりません。会社とのやりとりと個人のやりとりでは面倒臭さは雲泥の差ですし、色々とトラブルも増えます。
この事故の事をオーナーに伝え、相手方の保険でゲートバーを交換する事を報告。するとオーナーはすっげぇいい笑顔になりました。
なんせ、このゲートバー。本当は来期に修繕で交換する箇所だったからです
オーナーとしては、金をかけてやる予定のものが、相手の保険代で賄えるのですからニッコニコです。非常にいい感じのゲス笑顔でしたね。人ってあんな顔出来るんだ。
そして見積は・・・
その後、ゲートバーの会社に修理の見積を依頼。保険会社と話し合いの結果、こちら側で修理をするという話に決まりました。保険会社としては、誠意を見せるという事でこちら側に修理を依頼するという形にしたのでしょう。
そうなると、業者もこちら側も金額面では一切忖度はしません。修理業者から来た見積を見ると、遠慮のない数値になっていました。いつもだったら下の方に出精値引き〜円みたいにあるのに見当たりません。
その後、その見積をもとに、設備側で「管理費」やら「立会費」やらを載せていくと・・・
とっても素敵な見積金額になりました

いやぁ、相手が保険会社だからって強気ですねぇ。こんな見積をオーナーに見せたら「高い!!やり直し!!!」って1000%言われます。
まぁ、今回はゲートバーの破損って書いてありますが、ゲートバーの機械側の方にも曲がりが生じてしまったので、その交換費用が乗っかってきてるわけですが、それでもなかなかのお値段です。普通はここから、もうちょっとお勉強をしてオーナーに提出するのですが、この見積のまま保険会社にポイっと投げました。これでOK出るのかな・・・。
しかし、これを見て絶対に保険には入っておいた方がいい!と感じました。保険だからいいものの、これを個人で支払うとなるとトンデモない負担になります。案外、ゲートバー破損トラブルは多いようなので、運転される方はお気をつけて・・・。