すごいところにあるPAC

今日は宿直明けだったのですが、昨日の夜に実施したPAC点検で体の筋を伸ばしまくってしまい、現在ぐったり状態な青村です。

PAC点検だけで体の筋が伸びるか?と思うかもしれませんが、月一で特殊な場所のPAC点検をする必要があり、ちょうどそれが昨日の夜だったのです。もしかしたら、このネタは過去にしたかもしれませんが、まぁ、こういうネタは何度書いても良いのです。ネタになれば、このダメージを受けた体の筋も少しは報われるのですから・・・

すごい場所にあるPAC

まずPAC機器がある空調機械室に向かう方法が他のと少し異なります。

該当のPACは、テナントの一つである飲食店の中にあるPACなのですが、複数ある飲食店の中でこの飲食店だけ作りがキチガイ変わっています。

店舗の入り口に点検口があるのですが、この点検口からPACの置いてある空調機械室へ行きます。他の飲食店はちゃんとドアから空調機械室へ入室できるのですが、ここだけは天井から入ります。

脚立を置くと完全に入り口が塞がれるので、お店の閉店後にしか入れません。しかも店舗の真上を歩くので、閉店後に従業員もいなくなった深夜に点検をしなくてはいけません。この時は、深夜2時です。(こういう時に限って従業員が遅くまで作業してる)

さて、困りました。脚立(7尺)に立っているのにも関わらず、点検口付近までしか届きません。相変わらず、このビルは天井が高すぎて困ります。

しかし、この点検口から天井内に入らないといけません。どうするのか・・・

答えは・・・

吊りボルトを掴んで、懸垂で上まで上がる!です

いや、これめちゃくちゃ疲れます。これで腕の筋にだいぶダメージが蓄積します。今はなんとか上がれてますが、なんか年々上がるのに手間取っている気がします。あと2〜3年後は無事に上がることは出来ているのだろうか・・・。

ちなみに、「もっと高い作業台を使ったら?」と思うかもしれませんが、ここまで狭い通路や階段などが続き、7尺以上の脚立が運び出せないんですよね・・・。天井はやたら高いのに廊下は狭くてやたらクネクネしているビルなんです。まったく・・・

天井に登れたら、今度は壁のヘリを歩いていきます。Cチャンすらありません。なんか壁にちょうどギリギリ歩けるぐらいのヘリがあるのです。それをズリズリ歩いていきます。途中でダクトがお出迎えしてくれるので体を細くしながら歩きます。

ちなみに、フドウさんは体がデカすぎてダクトから先に進めませんでした。

そして慎重に進んでいくと、ようやく空調機械室がお出迎え!

ただ、空調機械室とヘリの間は歩く場所がなく、天井ボードの上を歩いたら踏み抜いてしまい大惨事になります。

なのでジャンプします。

社会人になってジャンプする機会が頻繁にあるとは、学生時代は想像もしていませんでした。

ちなみに、このジャンプの着地時に、うるさい音を出すと下の飲食店からクレームを受ける可能性があるので、「ダン!」じゃなくて「タ・・・ン」ぐらいで済むように調整しながらジャンプします。

そして、ようやくPACがお出迎え。オールフレッシュエアコンなので、通常のPACと違って、点吊りじゃなくて機械室に置いてあるのです。まぁ、点検自体は大したことはありません。(Vベルトが緩んでたりすると面倒ですが・・・)ドレンがちゃんと排出できているかとか、異音が無いかとか、そんな感じです。

点検自体はソッコーで終わるのですが、今来た道を再び戻らなければいけません。深夜2時にこのアトラクションは効くぜ・・・

途中で筋を痛めると目も当てられません。

年々行ける人が少なくなってきている

前までは、防災センターのみんなで毎月交代しながらやっていたのですが、現場の高齢化や新人には危ないという事で、僕を含めて上れる人は3人になってしまいました。

とりあえず、来月はNさんが行ってくれますが、最近Nさんも「握力が無くなってきた」と言っていたので、果たして・・・。そろそろ新人にも行ってもらわないとなぁ・・・。