—-前回のあらすじ

テナントの撤去工事が開始され、煙舞う居室内!感知し続ける感知器!日本語を喋る人間は青村ただ一人!責任者は既にビルには存在しない!!
感知器に一個一個カバーをつけていたらいつの間にか深夜の2時!!これで終わりかと思いきや、まだトラブルは思っていないのである!果たして青村の運命はいかに!

2時に仮眠へ・・・
2時を回ったところでようやく室内の感知器にカバーを全て取り付けることが出来たため、はつり作業でまとわりついた粉塵を体に巻き付けながらフラフラと仮眠室へ向かいました。
ようやく眠れる・・・。しかし、ここからシャワーを浴びて、歯を磨いて、布団を敷いて、寝巻きに着替えて・・・と色々やってると布団に入れるのは早くても2時30分ぐらいです。しかも、布団に入ってすぐ夢の世界へ行ければいいのですが、だいたいこういう「なんでワシがやらなあかんねん!」的な作業をした後はやたら頭がカッカしているので、すぐには寝付けず、1時間ぐらいウダウダし、気がついたら6時ぐらいになっているというパターンが多いです。
なので、まぁ良くて睡眠時間は2時間ぐらいしか取れないでしょう。こうなると翌日はかなりキツイですね。ちなみに何も異常が無い場合は5時間ぐらいは仮眠が取れます。僕は7時間ぐらいは睡眠が必要なタイプなので5時間でも若干きついですが、家に帰った際に、夜までは寝なくてもギリギリ大丈夫なラインです。まぁ、大抵は寝ていますが・・・。
ただ仮眠時間に突入した以上は2時間しか眠れなくても眠らないと損です。よし!寝るぞ!と気合いを入れて布団に潜り込みましたが、ここでもう一つ問題が。
仮眠室は共用廊下にあるのですが、工事の連中も当然その廊下を行き来するので、常に声がガハガハと聞こえてきます。廊下で笑い声が反響しそれが仮眠室へお届けされるわけです。とても眠れる環境ではありません。

僕の現場の仮眠室は、他の現場から来た人曰く「最高の環境」との事ですが、他と比べたら・・・というだけで、単純に仮眠室としての役割を考えると、この仮眠室はあまり環境がよくありません。壁薄いし、両隣は出入りが多い倉庫だし。
しかし、業者などが廊下で騒いでても、「ここには仮眠室がありますよ」なんて説明はしていないので、その点については責められません。まぁ、こればかりは仕方がありません。
10分おきぐらいに工事の連中の声が聞こえ、「ちゃんと仕事してる?」と思ったり「これ何語だ・・・?」考えたりと、布団の中でうだうだしていたら、どこかのタイミングで一瞬気絶をし、ふと目覚ましをみたら5時40分でした。仮眠タイム終了です。あ〜、くっっそ眠い・・・。睡眠不足で手足が痺れる・・・
起こしてよ〜〜〜!
ふらふらになりながら、仮眠室を飛び出してみると、そこには素晴らしい世界が広がっていました。

廊下が真っ白や!!!
イラストで描くと(主に僕の画力の問題で)全然すごい感じがないのですが、実際は「あれ?季節外れの雪かな?」って勘違いするレベルで廊下が真っ白でした。これは完全にはつり作業で発生した粉塵です。本当にありがとうございました。
大体、普通の業者は、共用廊下を汚してしまった場合、掃除をするんですけどね。どうやら放置したままお帰りになったみたいです。まぁ、しょうがないか!だって責任者いねーんだもん!
ちなみに警備さんより「業者は4時ぐらいに帰りました。ちなみに帰る前に廊下が真っ白だったので掃除について聞こうと思いましたが、設備さん(僕のこと)昨日遅くまで作業してたので起こさない方がいいかな!と思って連絡しませんでした!」と防災センターに着いた時に言われたのですが、
なにその気遣い・・・
いや起こしてよ!こっちだって仕事で来てんだから!!
ちょっとこの対応はないな・・・と申し訳ないけど思ってしまいました。本人はよかれと思ってやってくれたと思うのですが、もしそのタイミングで起こしてくれれば、業者に「掃除から帰って!」と(言葉の壁はグーグル先生に任せて)言えるし、なんなら、自分も早い段階で掃除が出来ます。
おまけに、ほとんど寝れていない仮眠時間を、深夜残業に充てることが出来るから、同じ眠れないでも、そっちの方がお金的には圧倒的にお得なのです。

なんて要らん気遣いを・・・
しかし、あまりにも警備さんの「優しい目」を見て、「いやいや起こしてくださいよ!何やってんすか!!」とは言えず・・・「あ・・・ザス・・・」としか言えませんでした。僕は弱い
目をバキバキにしながら掃除をする男

仕方がないので、早朝から廊下のモップがけです。ここまで来ると逆にテンションが高くなってくるんですよね。挨拶もまるで高校球児並みです。元気元気!!(偽り)
しかし、久しぶりにハズレを引いてしまいました。まぁ、こんな事は年に数回あるぐらいですから、残業代を稼げたと思って割り切るしかないです。いやぁ・・・疲れた疲れた・・・。

