A3多発の季節がやってきました

こんばんは 青村です。

ジメジメした季節がやってきました。そういう季節になると多発してくるのが、PACのA3エラーです。

A3エラーについては既に書いていますが、毎年起こることは毎年書いてもいいのです。はい

A3エラーはドレン関係の警報です。ドレンポンプが劣化でうまくドレンを吸い取っておらず、ドレンが溜まりすぎて警報が出るパターンです。これに関して、我々ビルメンが出来ることは3つあります。順番にご紹介します。

ちなみに、僕の現場では具体的なエラーコードは監視PCでは表示されず(警報だけが出る)、現地のリモコン(だいたい天井内にある)を確認しないといけません。職場のOさんが5年前にいた現場はPC上でエラーコードを確認出来ていたそうで、毎回「ここってPCに表示されないの?」と聞いてきます。最初は「良い加減前の現場のこと忘れてくださいよ!」って言ってたけど、もう何百回も言うから最近はスルーしてます。

そういう「ボケ」かもしれない

1:ドレンパンに溜まっているドレンを撤去する

そもそもドレンポンプの吸い取り力が、劣化で弱っているので一時凌ぎにしかならないのですが、それでも効果はあります。本当は、ドレンパンごと外して清掃をするのが良いのですが、ドレンパンを外すのって結構大変です。しかも天井が在来(1枚の天井で構成されていて、点検口からしかアクセスできない)だった場合、「その点検口はあくまでフィルターとかを確認する用」になっている可能性もあり、そもそもドレンパンが取り外せない(天井内で頑張れば行けなくはないですが、清掃する事を考えると結局は天井から降ろす必要がある)場合があります。

ドレンパンが外せない場合はどうするのかと言うと、僕はペットボトルに水を入れて、それをドレン排水用の穴から注入してドレンを掻き出したりしてます。(そもそもドレン排水用の穴を開けた瞬間にドレンがドバッと出てくることもあります。その場合はそれで解決します。ペットボトルで水をぶち込むのは奥の方にスライムがあったりしてそれが原因になっていると思われるときです)

そのあと、洗面台の配管とかに使う細いワイヤーブラシみたいなのでゴシゴシすると水と共に排水用の穴から汚れがゴソゴソと出て・・・こないっすね・・・正直。これでA3が解決した事がないんですが、上司がこれをやれと言うんですよね・・・。あまり効果無いし時間かかるし、なんかなぁって感じです。やっぱりドレンパンごと外さないと意味ないっす。

あと、上の絵みたいに点検口のすぐ近くにPAC本体があればいいのですが、離れた場所にある場合は天井を伝わないといけません。その点検口は何のための点検口なんだ?

2:PACのブレーカーON/OFFをする

ビルメンがよく使う術として「とりあえずブレーカーを落としてしばらく待つ」と言うものがあります。困ったらブレーカーが落とせる場所はとにかく落として、5分ぐらい待って入れてみましょう。なぜかよくわかりませんが復旧する可能性が大です。

日頃の行いがモノをいいます

ちなみにテナント内にあるPACがエラー出た場合は、テナントに入室許可をもらって確認をする必要があり、その際になぜPACを確認するのかを説明しないといけません。「故障かも」って説明しちゃうとすぐに業者を呼んだりして対応をしなくちゃいけないので、テナント内PACエラーの場合はとりあえず何も考えずにブレーカーON/OFF作戦を実施します。これで復旧すれば、とりあえずテナントに説明しなくてOK!次の空調設備点検時にこっそり確認して直す方向に進みます。

ちなみにブレーカーを切ると言うことは、PAC運転が一時的に止まるのですが、一度もバレた事はありません。室内にリモコンが降りている場合は表示でバレるかもしれませんが、今の所、深く考えずブレーカーを落としてます。

3:ドレンポンプを交換する

最終手段です。

何をやってもA3エラーが多発しまくる場合は、観念して業者を呼んでドレンポンプを交換する・・・のが正解かもしれませんが、実際はA3ぐらいじゃ業者を呼んで即対応はしません。案外、そのまま運転させてても何とかなってしまってます。ドレンが溢れて天井から水が・・・という心配もありますが、よっぽどドレンポンプが劣化してて吸い込み0状態であれば別ですが、わずかながらでも吸い込んでいれば溢れるほどドレンが溜まるというのは稀だし、PACが停止している夜間や土日のうちにドレンパンが乾燥してドレン異常が消えることも少なく無いです。まぁ、ここら辺はPACの性能や更新具合にもよるでしょうが・・・

そもそも、ドレンポンプを交換するためにはPACを一部を天井から降ろさないといけないわけですが、先述したように在来天井だった場合、新たに点検口を作成する必要がある事が多く、その場合はオーナーに見積もりを提出したり、添乗業者を呼んだりと、どうしても時間が掛かってしまい、どの道すぐには解決できません。

オーナーに「点検口はあるんですが、そこからは降ろせないんで新しく点検口を作らせて」と言うと「え?だってあれってそのPAC用の点検口なんでしょ?将来的に交換することを考えての点検口じゃ無いの?どう言うこと?」と言われる事が多く、「はい、全くその通りでございます」としか言いようがありません。本当にいい加減な設計が多いです。

点検口を作る必要がない場合(システム天井のようなどこからでもアクセス出来るような天井などにあるPAC)は即交換は可能ですが、次回の業者にやってもらう定期の空調設備点検時に合わせてやってもらう事が多いです。

A3はこんな扱いです

とまぁ、A3が出た時にビルメンがどう対応するかを書きましたが、これぐらいしかする事が出来ません。建物によってはドレンパンを清掃しているところもあると思いますが、僕の現場では警報が鳴りまくったりしない限り、そこまではしていません。

現場でもA3が出ると「あー、もうそんな時期か〜」とか「とりあえず、ブレーカーON/OFFだな〜」といった感じです。

新しく現場に来た人はエラーが出ると「やばいんじゃないっすか!?天井から水が溢れちゃうんじゃないっすか!?」って感じになりますが、もう何年もこの現場にいる人間は「ダイジョーブ、ダイジョーブ」と適当です。

そういった油断がトラブルにつながる事が多いのですが、まぁダイジョウブでしょ・・・多分・・・。