ビルメンの消防訓練は中々大変!

こんばんわ 青村です。

ビルメンの重要な仕事の一つに防災があります。ビルメンは基本的にビルの「防災センター」に詰めており、地震や火事、台風や停電など、様々な災害に対応しなければなりません。ビルメンの仕事で一番大変なのがこの対応かもしれません。ちなみに防災センターの英語名は「Disaster Control Center」。カッコ良すぎる

年に2回の訓練!

僕の現場は特定防火対象物なので、年に2回の消防訓練をする必要があります。ビルメンじゃない人も、勤めているビルで防災訓練をした事があるのではないでしょうか。あの訓練を僕の現場ではビルメン達が設定して実施をしています。

今回は、先週に僕の現場で防災訓練があったのでどんな事をやったか紹介をしようと思います。

やる事はいくつかあって、1つは避難訓練。決まった時間にどこかで火災が発生した設定でテナントの人たちが避難階段から逃げるやつです。現場のビルは数十階建てなので出火階・上下階の人たちから逃げてもらい、その次は上層階、そして最後に下層階という形で避難をします。何百人も勤めている人がいるビルなので一気に避難したら、それこそ大事故のもとになります。なので訓練時から「避難には優先度がある」という事を理解してもらう必要があります。

この辺は、テナントごとにいる防火管理者がどれだけテナント内に周知しているかによって変わってきます。防火管理者が熱心な人だと、ほぼ全ての人が避難訓練に参加してくれますが、そうじゃないと防火管理者+数十人ぐらいだけ・・・という事も多くあります。そういえば、昔勤めていた会社でも防災訓練はありましたが、数人は「俺は参加しないわ」と言って仕事を続けていたっけ・・・。

やることの二つ目は、設備員自身の訓練です。避難はテナントの仕事なのですが、「火災確認」「初期消火」「消防・関係各所に連絡」「避難誘導(避難放送)」「消防隊案内」「逃げ遅れ・怪我人の確認」などは設備員の仕事です。この訓練をやります。

この訓練は消防署の人たちが実際にきて、評価をします。なので結構ドキドキです。

ちなみに今回は自分が指示役でした

放送はちゃんと全館放送を実施します。消火設備はフリです(排煙機を動かすと面倒臭いからね・・・)火災断定も実施して、空調が全機ストップするようにします。これで何回か「空調が効いてない!」というクレームが来た事があるのですが、「訓練なので堪忍やで!」と言う事で毎年実施しています。普段のクレームもこれぐらい強気で対応していいようにしてほしい・・・。

と、こんな感じでテナントはテナントで避難訓練、防災は防災で消防訓練を同時に実施するわけです。そしてこの訓練が終わった後に消防署の人が講評をします。テナント側には「え〜、避難中はハンカチなどで口を押さえながら・・・」とかを伝えます。おそらく、多くの人たちがその講評を聞いた事があると思います。ただ防災側の講評は聞いた事はないでしょう。防災側の講評は結構厳しく「〇〇の時は、△△を先にやってほしい」「放送役はもっと落ち着いて自信を持って放送してほしい」など細かく言われます。

自分としては、消防士は憧れの存在なので、その方々に講評されると結構緊張しますね。褒められたりするとめちゃくちゃ嬉しい。

ちなみに訓練に関して、前日に2〜3回ほど練習はしています。この訓練ではそれぞれ役割が決まっているのでぶっつけでやると「え?俺何の役だっけ?」ってなり、ごちゃごちゃになってしまうからです。

そして、やることの3つめは、出し物です。よく消火器の使い方とかレクチャーする時間帯があると思いますが、あれです。これは事前に消防署に連絡して予約をする必要があります。いくつかイベントがあって「煙体験ハウス」「起震車」「消火器イベント」「人工マッサージイベント」などがあり、その中でも「煙体験ハウス」「起震車」は要望が多いらしく、日によっては予約が取れず出来ない事もあります。

その中で、今回現場でする事ができたイベントはなんと人気の起震車でした。

すげぇ人気で、長蛇の列が出来ていました。

せっかくなので、我々も終了後(職権濫用)に体験させてもらいました。

ぎゃあああああああああ!!!!!!

・・・訓練した事を一生使わない日々が続く事を祈ります。