2022年10月2日・・・
この日は、全国のビルメン達が建築物環境衛生監理技術者という非常に長ったらしい資格を取得する為の試験日である。この資格は、いわゆる「ビル管」と言われており、これを取る事がビルメンの1つの目標となっているのである。というより、会社から「ビル管取れ取れ!」と煩く言われる為、仕方がなく・・・というのが実態(かもしれない)である。
そして、このブログを書いている青村もその中の1人であり、ビルメンとして2年間の実務経験を得た為、今年ようやく受験資格を得られたわけです。勉強嫌いの青村としては、まっったく受験をする気持ちが湧きませんでしたが、受験資格が得られたビルメンは、ノイローゼになるぐらい会社から「いつビル管取るの?」と言われ続ける為、本当にやむ無し・・・という感じで受けることになったのです(まぁ、いずれは取らないといけない資格ですが)。
そんなわけで!今回は!タイトルにもある通り、初めてのビル管試験の1日をダイジェストでお送りしたいと思います!!来年受ける予定の人は是非参考にしてみて下さい!!
※今回は前編です。恐ろしいぐらいビル管試験の内容には触れていませんので、ご注意!
6時起床
長い1日の始まりです。
試験日は、会社は休み・・・というより、「試験があるから休みにして下さい」と言って休みにしてもらった休みであり、会社から「試験日は出社扱いでいいよ!」と言われることはありません。もし試験日が出社扱いになるのであれば、月1で試験を入れてもいいです。
試験開始時間は9:00からですが、余裕を持って8:30に会場である早稲田大学に着きたいと思っていた為、少々早めに起床。でも、普段の出勤日よりかは遅起きな為、多少はマシです。
家を出る前には、忘れ物が無いか再度確認。筆箱一式は忘れると、コンビニで買わないといけないハメになるので注意が必要ですね。というか、社会人になってから全然筆箱を使っていなかったで、久しぶりに筆箱を開けてみると溶けかかっているベトベト状態の輪ゴムが3本出てきました。なんか幸先不安・・・
7:30電車で移動
電車内で参考書をパラパラとめくるのですが、全然頭に入ってきません。ドラゴン桜で試験直前に参考書はめくるな!的な事を言っていた気がしたので、僕の頭の中の桜木先生の言葉を信じて、電車内ではモンストのプレイに興じました。もうこうなったらやれることは試験まで気持ちをリラックスさせる事です。「今回の試験は正直、厳しいかな・・・」と諦めモードの僕でも流石に緊張してきました。
ただ、この試験が終われば一瞬はこの重荷から解放されます。あ〜〜、早く終わって欲しいいいい〜〜〜
8:00渋谷駅で迷う
渋谷駅で東京メトロ半蔵門線に乗り換える必要があるのですが、迷いました。東京メトロ半蔵門線ってどこ?
毎回、東京メトロへの乗り換えで迷います。なんで東京メトロって、行き先看板に「東京メトロ」って書いてないのでしょうか?もしかして僕だけ見えてない?
ひょっとすると、上に出ないといけない?あれ?こっちに来ていいのか???と渋谷駅をウロウロする僕。完全にやってしまった!と焦りつつ、本来は試験中に使う知力を振り絞って、半蔵門線を探し当てることが出来ました。この時、8:10 まぁ、なんとかセーフ・・・。半蔵門線に乗り換える事が出来たのでありました。
8:20 2番線ホームが見つけられない
九段下駅に着いたのですが、今度は2番線に乗り換える必要があるのですが、今度は2番線が見つからないと言うピンチが訪れました。
ここまで読んでいて「電車の乗り換え下手すぎない?」と思われているかもしれませんが、まさにその通り!乗り換えが入り乱れている駅とかでは毎回迷子になります。
そういう時は、最終的には山手線に乗って移動したりしています。(山手線は内・外回りさえ間違えなければ主要な駅に辿りつけるので楽ですね)
・・・で、話を戻しますが、2番線が見つかりません。1番線と3番線しか書いてありません。あれ?これはもしかしたら柱に飛び込まないと見つからない番線がある系?
とりあえず、ホームの端っこまで行くと、2番線の文字が!やった!やったよ〜!!!どうやらこの階段を上がるようです!ヨシ来た!この時の時間は8:25。まだ時間的には大丈夫ですが、ちょっと心配になってくる時間です。
そんな感じで階段を駆け上がっていき、2番線が・・・あれ?どこだ?
僕の考えだと、階段を上がれば2番線への表示が出てきて、それに沿って2番線に行ける予定だったのですが、急に2番線の表示がなくなり、1番線と3番線の表示が再び登場しました。え?何これ?
もしかして、僕が試験会場に辿り着く事を阻止する組織が、2番線の表示を削除したのかもしれません。おいおい!そんな対処法ビル管の試験本には書いてなかったぞ!とそんなしょうもない想像もしてしまうぐらいのテンパり具合。
この時点で時刻は8:30。流石にこれ以上迷うのはまずいと焦り始める僕。一度さっきの道を戻るか・・・いや、もし戻って2番線が無かったら完全に時間の無駄・・・。もう戻ると言う選択肢は使えません。
最悪「遅刻して試験が受けられなかった」という事も脳裏に浮かびましたが、先ほど上がってきた階の端っこを苦し紛れに覗いてみると・・・
「2番線はこの階段上」
あ・・・
あっった〜〜〜〜!!!!!!
なんと、階段を上った先をUターンしたところの柱の裏に看板があり書いてありました。
「こっち側にも書いといてくれよ!!」という殺意と「見つけられてよかった!ありがとう!」という2つの感情がぶつかり合ってなんとも言えない気持ちになりましたが、見つかって良かったです。時刻は8:35。なんとか間に合う・・・か?
8:38 もよおす
安心したのも束の間、今度は僕のお腹が緊急アラームを鳴らしてきました。
ちょっとでも衝撃があれば・・・全てが終わります。
ピンチ度は、100がバーストだとすると、87ぐらいです。トイレにすぐ行ける環境であれば、躊躇いなくトイレに行くレベルの数値です。
ちなみに、朝しっかりと家で用は済ませてきました。なのにこの腹痛はなんでしょう?果たして何が出ようとしているのか。
電車は41分にくる予定ですので、時間的にはあと3分あります。この3分で果たしてトイレに駆け込み、全てを終わらせて戻ってこれるでしょうか?答えは明白です。NO。ウルトラマンだって、地球にたどり着いてから3分スタートですからね。もし着替えや帰宅までが3分に含まれているとしたらウルトラマンは怪獣を倒すことは出来ないでしょう。
とりあえず、今構内のトイレに駆け込む選択肢は無いのですが、問題は試験会場に辿りついた時です。時刻表をみると、早稲田駅に着くのは48分。そこから早稲田大学に到着して、自分の席を確認し、そこからトイレに駆け込む必要があります。12分間・・・。実に絶望的な時間です。もう試験前の見直しとかそういうのはもうとっくに頭にありません。僕はこの12分間でどう行動すべきか・・・、そればっかりを41分に到着し乗り込んだ電車内で、身を捻りながら考えていました。
8:48 早稲田駅到着!
電車に揺られること、約7分間。駅に出た時点で、僕の便意は消えていました。
さっきまでの腹痛はなんだったのか。夢だった?と真剣に考えてしまうぐらいスッキリしていました。もしかしたら、自分に意識が無いうちにバーストしてしまったのでは?と不安になってお尻をサワサワしてみましたが、大丈夫でした。
便意という心配事が消えましたが、さて新たな心配事が出てきました。早稲田大学はどこだ?
当初は8:19にはこの早稲田駅に辿りついている予定でしたから「駅に着いたらグーグルマップで調べればいいや!」と考えており、あまり早稲田大学への行き先については深く考えていませんでした。もう完全に敗北者です。
皆さん!試験前は試験会場への行き先はしっかり調べておきましょう!!そうしないとこうなっちゃいますよ!(泣)
時刻は50分。Googleマップを開いて検索をしますが、こういう時に限って通信状態が悪いのです。あぁあああ!焦る!
その時、僕の目の前をビル管の受験票を持った人が横切ったのです。その人も焦っているのか小走りでした。これはラッキー!!もう僕は迷うことなく、その人の後ろに着いていきました。
8:55 会場である早稲田大学に到着
ギリギリ・・・もうギリギリですが、なんとか到着しました!
会場である教室の前には「第○回建築物環境衛生監理技術者試験会場」的な看板があるかと思ったのですが、そんなのはありませんでした。すこし戸惑いながらも、受験票に指定された教室に入ると、物凄い人数の受験者が・・・
>>>いよいよビル管試験が始まる!後編に続きます。
コメント
コメント一覧 (4件)
いつも楽しく拝見しております。試験お疲れ様でした
やはり、試験当日の朝の緊張感は特別なものがありますよね
自分がこの試験を受けたのは確か7年前、上智大学でした
午前午後とあの長丁場の大変だった試験そのものの記憶はほとんど無くて、今思い出せるのはなぜか、朝到着して時間が少しあったので迎賓館? を遠くに見ながらおにぎり食べて必死に気を落ち着かせてた(笑)その記憶しかありません
コメントありがとうございます!
とにかく緊張しましたね〜。僕も同じく、試験の内容はしばらくしたら忘れて、
試験前に色々あった事ばっかりが思い出に残りそうです(笑)
後編はよ
待ってるで
読んでくださってありがとうございます!
後編更新しました!