初めてのビル管試験ダイジェスト!【後編】

https://buildingmen-aomura.com/2022/10/08/%e5%88%9d%e3%82%81%e3%81%a6%e3%81%ae%e3%83%93%e3%83%ab%e7%ae%a1%e8%a9%a6%e9%a8%93%e3%83%80%e3%82%a4%e3%82%b8%e3%82%a7%e3%82%b9%e3%83%88%ef%bc%81%e3%80%90%e5%89%8d%e7%b7%a8%e3%80%91/

上の記事の後編となります!

前編では渋谷駅で迷ったり2番線ホームの行き方がわからなかったり、強烈な便意がやってきてバースト寸前になったりと、試験前にもかかわらず相当な体力を消費してしまいましたが、なんとか会場である早稲田大学に辿りつく事が出来ました。

しかし、会場についてしまえば、後は勉強してきた全てを答案用紙にぶつけるだけです。会場には、かなり大勢の受験生がおり、各々が赤本・黒本と呼ばれている参考書を読み込んでいました。

8:57 トイレに行く

試験開始まで残り3分しか無いのですが、これから始まる試験は3時間ぶっ通しという恐ろしい試験です。もし途中で我慢が出来なくなった場合は、その場で退席するか、漏らすかの2択です。ギリギリの時間ですが、トイレに行きました。

9:00 試験の説明開始

いよいよ時間になりましたので、問題用紙などが配られました。試験はマークシート式なのですが、マークシートに自分の名前が既に記入されているのに驚きました。他の試験も今はもう既に名前入りなのが主流なのでしょうか?

ちなみに9:00ピッタリに試験説明が始まりましたが、たまに「9:00までに席についているように」と書かれているにもかかわらず、8:45あたりから試験の説明をし出す試験もある為、時間通り9:00開始だったのには、少し好感を持てました。

説明は、他の試験でも何百回も聞くような内容を20分ぐらいまで伸ばしに伸ばした内容でした。よくこの内容で20分も伸ばせるな・・・

試験の注意事項は、問題用紙の最初の方に記入されているのですが、2枚目にも注意事項が書いてあり、問題用紙をめくらないと見れない為「え?めくって大丈夫?」と不安になりました。もしめくった際に試験管に「おい!そこ!何時間前に問題を見てる!?退室だ!!」と言われたら全てが終わりなので、念の為どこからか「・・・パラッ」とめくる音が聞こえるまで待機していました(笑)

気のせいかもしれませんが、みんなも同じ事を考えているのかわかりませんが、最初のめくる音が聞こえるまで結構時間が長かった気がします。そして最初のめくり音が聞こえた瞬間会場内が「・・・パラッ」「・・・パラッ」と鳴り響いた気がします。

9:30 試験開始!

さあ!ついに試験が開始されました!泣いても笑っても、これで今までの勉強の成果が出ます!よぉ〜〜〜し!頑張るぞ〜〜〜〜〜!!!!

・・・

おや?

おやおや???

・・・

ヤベ〜〜〜〜〜〜

噂では、今年は全体的に難しく、特に建築物衛生行政概論は難化したとの事です。その問題は最初の方に来ますので、ここで完全に出鼻をバッキバキのボッキボッキに砕かれました。

基本的に「誤っているのはどれか?」を5択から選ぶのですが、絶妙に曖昧なのです。

最初は「もしかした行けるかも」と考えていましたが、一気に「無理かも」という考えになりました。これは開始15分後の感想です。

ちなみに、ビル管の試験システムを知らない方にご説明すると、午前中は「建築物衛生行政論」「建築物の環境衛生」「空気環境の調整」の3項目が出題されます。問題用紙には「ここからは空気環境の調整の問題ですよ〜」とか一切書いておらず、連番で出題されていますが、それぞれの項目ごとに採点上は分けられます。ビル管試験の恐ろしいところは、その項目ごとで4割以上正解をしていなければ、足切りをされてしまうのです。つまり極端な話をすれば、全7項目のうち6項目が満点でも、1項目が39%の正解率だったら不合格です。

なのでビル管の試験は「得意不得意科目は作らない」のが必須となりますが、今回みたいに難化した項目があると、それだけで合格率はグッと下がってしまうのです。だって、ここで40%以上獲得できなければ、他で回答率が高くても何の意味もないのです。なんて恐ろしいシステムなんだ・・・

試験時間は3時間ですが、1時間超えたところで、退出したい人は退出出来る様になりました。その際に「午後は13:15までに席に着いていて下さい」と非常に小さい声で非常に大切な事を言われました。しかも1回きり。受験票には、集合時間は書いてありますが、午後のスケジュールのことは書いていないので、注意が必要です。

1時間〜2時間ぐらい経つと、数人がポツポツと退出していきました。今回受験して感じたのは、3時間という試験時間は長すぎるような気がします。問題数は90問と多いですが、「時間が足りなくてギリギリ!!」という感じにはならない気がします。もうどんどんと集中力が無くなってきます。ここまで来ると、もう頭の中は「自由になりたい」一色です。

12:00退出 そして昼休憩

とりあえず、12:00までは見直しなどして過ごし、そこでもう集中力という集中力がなくなり、スカスカになった為退出。13:15まで昼休憩です。

大学内の座れるところで、ぐったりしながらカロリーメイトをかじりました。周りを見ると、みんな同じ感じで座れる所に座ってパンやらおにぎりやら食べていました。

あぁ・・・午後もあるのか・・・もう帰ろうかな・・・と青空を見ながらボ〜〜〜っと1時間近く過ごしました。とてもじゃないけど参考書を開いて「午後も頑張るゾ!」なんて気分にはなれませんでした。

13:15 午後の試験・・・開始・・・(元気無し)

長い長い昼休みが終了し、午後の試験が開始されました。15分間、午前中聞いた注意事項を聞き、同じように問題用紙に書いてある注意事項を読みました。

ちなみに、チラホラ空席がありました。完全に午前の試験で諦めたのでしょう。いくら午後の試験を頑張っても、午前の試験項目で足切りがあったら、ぶっちゃけ午後を受ける意味はありませんからね。賢明と言えるでしょう。

そういう青村も、午前の試験でだいぶダメージを受け、諦めモードになっていましたが、もしかしたらまぐれで正解している問題もあるかもしれない!という淡い期待を胸に、午後の試験に挑みました。選択問題は、あてずっぽで答えを選んでも、5択ならば25%の可能性で正解を拾えるのが、またいやらしい所ですね。

1時間超えたところで、午前中と同様に退席可能のアナウンスが流れましたが、そこで退席する人は1人もいませんでした。大体1時間30分ぐらい経つとチラホラと退席者が出始めます。

正直、1時間過ぎたところでサッサと退室してしまいたい気持ちでいっぱいでした。「午前中で足切りくらってる可能性があるのに、これ以上いる必要あるか?」「いやもしかしたら、ワンチャンあるかもしれないから、諦めるな」と2人の天使と悪魔が頭の中を交差しました。

合計180問、試験時間6時間の長丁場であるビル管試験は、まさに自分との戦いです。この気持ちは試験を受けるまでわかりませんでした。恐ろしい・・・

結局、退出したのは15:00頃。試験終了が16:30なので、1時間30分ほど早めにフィニッシュ。これにて、僕の初めてのビル管試験は終了したのでした。

15:00 終わりの始まり?

終わったぁ〜〜〜〜!!

試験をするには勿体無い青空が広がっていました。あの長丁場から解放されたのです。もう気持ちはフワフワ状態です。

正直、今年合格するのは難しいでしょう。全然、準備不足でした。

やはり、問題の本質を全然理解出来ていないし、苦手分野を残したまま試験に挑んでしまったせいで、その項目がボロボロでした。

ただ、問題の雰囲気からして、基本+2・3歩進んだぐらいの知識を得ていれば、解けるような問題が多かった気がします。範囲が広いから大変であって、1つ1つの問題はそれほど基本から外れているような気はしませんでした。なので、次回以降は、それを踏まえて勉強をしていけば、何とかなりそうです。完全に無理ゲーな試験ではないという事がわかったのは大きな収穫です。

とりあえず、試験は終了したので、束の間の自由を味わおう!明日は休みだし!と帰り道を歩いていると、1本のメールが・・・

所長「Mさんが急遽病欠になったので、明日休みのところ悪いんだけど、宿直お願いできないかな?」

僕「・・・」

(ここから悪夢の2連チャン宿直をやる羽目になって、試験からの解放から一気に体調を崩し、グシュグシュになったのはまた別のお話・・・)

2022年度ビル管試験・・・みなさまお疲れ様でした!!

 

青村のビル管試験(2022年度) 〜完〜

 

コメント

コメント一覧 (2件)

    • 解答速報を見てざっと答え合わせしてみましたが・・・どうも厳しそうですね・・・。難化しているようなので
      調整点がつかないかな〜と淡い期待をひそかにもっています。。。

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