ビルメンメモ

「あの部屋の換気量確保できてる?」の質問に対しての答えは?

こんばんは ビルメンの青村です。

ビルメンの仕事の中に、「オーナーからの質問に答える」という高難易度の仕事があります。オーナーは基本的に、ビルの設備に関しては素人な人が多いのですが、質問した答えに関しては勘がなぜか鋭く、ちょっとでもあやふやな答えを出そうものならば、「こいつほんまに大丈夫か?」と思われてしまい、今後のやりとりに支障が出るケースもあるようです。

なのでオーナーから質問が来た場合は、早く、うまく、的確に、説明を返さなければなりません。まぁ、それをやるのは所長クラスなので、ペイペイのうちはそんなに心配しなくてもOKだと思います。

とある部屋の必要換気量について質問が来た!

タイトルにもある通り、オーナーから必要換気量についての質問が来ました。

かなりざっくり書くと「あの部屋の換気量から考えると、何人まで入れてOKなの?」という質問でした。

ビル管法(建築物衛生法)には、室内の良好な状態を維持するために、1人あたりおおむね30m3/h以上の換気量が必要・・・とされています。

ここからその部屋の必要換気量を求める・・・となると、僕はパッと出てきませんでした。1人あたりの換気量はなんとなく覚えていたのですが、いざそれで何かを求めるとなると難しいです。その質問を所長が答えたあと、教えてくれたので、今後のメモとして残しておこうと思います。

正直、これが正解かわからないから、参考までにみてください(いつもの予防線)

 

その1 知りたい部屋の面積を調べる

まずは知りたい部屋の面積を調べます。ここで注意しなければいけないのが、1人あたりの換気量がm3/hという単位なので、部屋の面積もm3で算出しなければいけません。つまり天井までの高さも含めると言う事ですね。ちなみに余談ですが、僕はビルメンになるまではm3の求め方がわかりませんでした。義務教育の敗北ですね。

その2 その部屋の外気取入れ量を調べる

これは、外気取り入れを何で行っているかで変わってくると思うのですが、僕のビルは外調機にて機械式で外気を取り入れていたので、エアーフロー図というものに、「この外調機は1時間あたりこれぐらいの換気量があるよ〜〜」と載っていました。

このエアーフロー図という言葉は、ネットで検索しても全然僕の求めていた答えが出てこなかったので、もしかしたら一般的では無いのかもしれません。もし現場にこういったものがなくても、その外調機の換気量に関しては、機器完成図や竣工図書、メーカーの仕様書などに書いてあると思います。多分

で、その書いてある換気量が、知りたい部屋まるまるのが書いてあったら、その数値をそのまま使います。逆に知りたい部屋が、例えば大部屋の中の一室だけだったらその分按分してその部屋のみの換気量を出さなければなりません。面倒ですね。

その3 最後に1人あたりの換気量で割ってあげる

例えば超おおざっぱな計算式ですが

1000m3の部屋があって、その部屋に対応している外調機の換気量が500m3/hある。

知りたい部屋は、この1000m3の部屋なので、換気量はそのまま500m3/hを使用する。

この500m3に1人あたりの換気量30m3/hを割ると、16.6666・・・となる。

つまり、この部屋には約16人分の換気量が賄える!と言うことになります。

おそらくこれで合っている・・・と思う。

ちなみに外調機の換気量は、インバーターの周波数や、外気冷房モードに入った時などに大きく異なってくるので、それが常に正しいとは言えません。

ただ、外調機の換気量が最低周波数(現在運用している最低の周波数)で算出されていれば、少なくともそれを下回るということは無いと思うので、オーナーへの回答としては

まぁ、16人分ぐらいの換気量はあるっす!」で大きく間違いは無いと思います。

もし、オーナーに今回のような質問が来て、わけがわからなすぎて逃げるような事があったら、今回の記事を参考に頑張って見てください。逃げるよりかはマシな結果になると思います。

 

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