ビルメン日記

ここにあるはず・・・ドキドキ点検口作成!

こんばんは ビルメンの青村です。

ビルには様々な消防設備がありますが、駐車場などでもし車がバーニングした場合には、スプリンクラーで消化する事は出来ない為、そういった箇所には泡消火設備が設けられています。

この泡消火設備ですが、もし火事じゃ無い時に泡が吹き出したら非常にまずい事になります。スプリンクラーも、誤作動したらまずいですが、泡消火設備の場合「泡の原液が高い」というコスト的な問題と、「駐車している車が高級車だったら色々まずい」という賠償責任的な問題ががあります。僕の現場の駐車場にはおそらく僕が一生乗る事はないであろう高級車がズラリと並んでいるので、そんなお車達に泡がドババババババ!とぶっかかったら、やばい事間違いなしです。恐らく怖いお兄さん方が現れて、簀巻きにされて東京湾に捨てられる事でしょう。

そんな危険な泡消火設備ですが、この設備には一斉開放弁という物がありまして、僕のビルでその一斉開放弁を劣化的な観点からオーバーホールする事になりました。もし劣化して突然泡が吹き出したらトラウマ物になりそうなので、ぜひ早急にオーバーホールしてもらいたいところですが、一つ問題が発生しました。それはとある場所の一斉開放弁が見当たらないという事。

いやいや!図面とか見れば一発でしょ!とお思いの方もいると思いますが、図面って結構嘘つきなんですよ。図面ではそこにあると示されているのに、実際は無かったり、図面には無いのに実際はあったりと、案外平気で嘘をついてきます。なので100%図面を信じるのは危険なのです。

一応、例の一斉開放弁も図面上ではとある場所にある事が書かれているのですが、その場所が完全に天井の中、しかも点検口も一切なし

来ましたよ、またこのパターンが・・・。なんで「いつかは交換が必要な物」の近くに点検口を作らないのか・・・。作っている最中に「この一斉開放弁、交換する時どうやって取るんスか?」と誰1人疑問に思わなかったのでしょうか。本当にビルメンをやっていると、ビルの施工がいかに管理の事を考えていないかがわかります。

まぁ、文句を言ってもしょうがないので、点検口を新たに作成をしてその点検口から一斉開放弁を交換するしかありません。しかし、ここで一つまた問題が。それは、本当にここに一斉開放弁があるかどうか?です。

図面上は一応、そこに一斉開放弁があるという事になっています。さらに泡ヘッドの配管を追ってみると、その位置に向かっているようなので、99%の確率でそこにあるハズなのです。しかし、世の中仕事というものは「あるハズ」で工事費は降りてきません。100%そこにある事が確信されて、オーナーが納得をして初めて工事費が降りてきます。

そういう事なので、実際にそこに一斉開放弁がある事を証明しなければなりません。何とかして天井にあるハズの一斉開放弁の姿を写真で納める必要があります。

そこで、ダウンライトを取り外し、その穴からカメラを突っ込み一斉開放弁を探す事に。あまりの狭さと暗さで「本当にあるのか?」と不安になってきます。ネス湖の調査団の様な気分です(知らんけど)

何分か四苦八苦していると、それっぽい画像がようやくとれました。

正直言って、これが100%一斉開放弁かどうかと問われると不安はありますが、逆にこれが一斉開放弁では無かったら、もう世の中の全てが信じられなくなるので強気でオーナーに「ここに一斉開放弁ありまっせ!」という報告書を作成して、工事の費用がおりました。

その後、点検口を作成、ちょうどその真上に一斉開放弁があったので非常にホッとしました。というか、本当に最初から点検口つけておいてくれればこんな面倒な話にはならなかったのですが・・・、まぁこれもビルメンの宿命ということでしょうね。。。

 

 

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