壊れてほしくない排煙口がついに復旧不良・・・oh・・・【3日目】

消防設備点検3日目となります。

※消防設備点検は、先週にとっくに終わってますが、青村の身内の事情で実家に戻ったりとドタバタがあり更新が遅れました!すいません!

1日目・2日目に、過去最高数の不具合を出して迎えた3日目。「今日もどうせ不具合あるんでしょ、ハイハイ」といった感じで、もはや不具合ゼロで3日目が終わるなんで誰一人も思っておらず、「もう報告書にはその不具合箇所の回数だけ入力すれば完成するようにしたから」という風に、すでに報告書も仮で作られている状態です。

しかし、3日目となり、業者の頭のAさんも現場に慣れてきたのもあってか、午前中は思ったよりもあっさりと点検は終了しました。(相変わらず、ダンパー不良が多かったですが・・・)

こりゃ、もしかしてこのまま平和に終わるか?とまるでフリかのような会話を休憩中にしていましたが、午後の点検一発目でデッカい不具合が発生しました。

たっっっかい天井の排煙口が復旧しない!

復旧信号を送っても、全く反応しません。これは、いままでのセオリーですと、排煙口を整備して、直ればOK。もし直らなかったら、手でとりあえず閉める。という事になります。

しかし、この箇所は、この現場で一番高い所にある排煙口。毎年「あそこの排煙口が壊れたらお終いだからw」みたいな会話をしているぐらい、壊れたら頭を抱えるような箇所にある排煙口なのです。

整備は一旦置いといて、とりあえずはあの排煙口を閉じる事にしました。一回、強制的に閉じ、再度排煙口を開けば、2回目から何事もなく復旧する事もあるからです。

しかし、あの箇所にアクセスするには、リフターを使用するしかありません。正直いってリフターを出すのが面倒くさいですし、怖いから乗りたくありません。あれ、見た目以上にすっげー揺れるんですよ・・・。あの状態で作業をする事は、よっっっっっっぽどの事がない限りはしたくありません。

それは、一緒に立ち合いをしたNさんも同じようで、じゃあリフターを出さずに排煙口を閉じるにはどうするか・・・と考え、最終的に「感知器の点検用指示棒の先にウエスを巻き付け、8尺ほどのデッカい作業台に乗って、その棒で排煙口を押す」という行動をとる事に。

感知器の点検用指示棒って結構伸びるので、それを利用するわけです。一応、排煙口を押す部分がそのままだと傷がついてしまいますので、ウエスを巻いときます。

なんとかなれー!!

Nさんが棒を排煙口にゴツンとぶつけながら、押し込みます。棒は思ったよりしなるので、コントロールが難しそうです。

そして、数分の格闘の結果・・・排煙口は閉じました!

その後、再度排煙口を開き、再度復旧をかけてみました・・・が、復旧せず!!しかもモーターが永遠に動き続けており、再度棒で点検口を戻しても、モーターは動き続ける始末。あれ?悪化した?

そうなると、次は通信線を離線しなければいけないのですが、その場合はリフターを使用しなければなりません。リフターを運ぶ+リフターで最上部まで行く+リフター内で、離線作業をする。という危険&面倒臭さ100万%の作業です。さて、どうしたものか・・・。ちょっと寒気がするからと言って早退するか・・・?と現実逃避をしながら考えていると

Aさん「消防の盤から離線すれば大丈夫ですよ」

・・・え?

おいおい・・・え?いまなんて言った?ちょっと・・・それ・・・

ナイス過ぎる!!

なんと、わざわざ機器側をいじらなくても、消防の盤側で離線が出来る事が判明!この助言はグッジョブです!初日の諸々はこれで帳消しで、一気にAさんの株が上がりました

その後、盤の方で離線をしてひとまず作業は完了。とりあえず、Nさんと僕は、リフターに乗らなくて良かったので一安心です。

ただ、Nさんが、棒で排煙口を押し込んだ際に、腕の筋を伸ばしすぎたようで、めっちゃ深刻な顔で悶えていました。

脂汗がすごかった・・・(翌日まで痛みは続いたそうです)

ひとまず、3日目の大きな不具合事項はこの排煙口だけで、あとは何事もなく完了しました。

そんな感じで、今年度の消防設備点検は終了。この不具合数を見るに、ビルも老朽化が進んできてるという事でしょう。古くなった機器とかは、片っ端から修理していけばこんな苦労もないのですが、予算も年々厳しくなっています。「この機器は不具合が起こる可能性が大です!」「でも不具合起きてないんでしょ?しばらくは大丈夫でしょ!」という事が本当に多い事、多い事。来年度は、この倍は不具合が出そうだな・・・。

コメント

コメントする

CAPTCHA