不安渦巻く消防設備点検!ダンパー地獄【2日目】

こんばんは 青村です。

今日は消防設備点検2日目でした。いや〜、疲れました

業者の立ち会いはいつも疲れるのですが、今回の消防設備点検はダンチで疲れましたね・・・。

ただ、今日は単純に不具合が多くて疲れました。業者がどうのこうのというわけでは無かったので、精神的ストレスはありませんでした。

ただ、肉体的疲労からか今すっごい眠いです。キーボードを打ってる手が震えてます(笑)。これを書き終えたら速攻でベッドインです。

地獄のダンパー動作不良!

テナント内には、排煙ダンパーがあり、火災時にスイッチを押されると排煙口と同じように、ダンパーがバカッと開いて煙を排出するものですが、ダンパーの軸などに埃などが溜まって固着してしまうのか、スイッチを押してもスムーズに開かない時が結構あります。(感覚としては、排煙口より不具合率が高いです)

この状態で放置をすると不具合事項としてあげられてしまうので、設備員にて例の如く整備をします。

(↑昔書いたイラストを流用)

シリコンスプレーを軸部に吹きかけ、ダンパーのレバー部をハンマーでガンとやってやると、勢いよくダンパーが開くので、レバー部をギコギコしながらシリコンスプレーを吹きかけて馴染ませてやると、大抵はちゃんと動作するようにします。そのあとは何回かスイッチを押し、一瞬でダンパーが解放されるか試験をして、問題ないようでしたら不具合無しという形になります。

ダンパーは排煙口と違って天井内にあり、そのままでは目視や整備が出来ないので、わざわざ脚立を立て、天井ボードを剥がし、ダンパーを見つけて整備をしなければなりません。たまに脚立が立てにくい場所の真上にあったりするので、(低い棚とかが置いてあるパターンが多い、高い棚なら最悪そこに乗ることは出来ますが、低くてどかせられない棚は厄介です)そういった場合は別の箇所の天井ボードを開けてなんとか整備したりと、1個のダンパーを整備するだけでもそこそこの時間がかかります。

また、脚立が立てにくいので、別の箇所の天井ボードを開けて整備をしようと天井を除いた際に「え?届くの?」と、みた瞬間に絶望感が溢れる位置にダンパーがある時もあります。なんとか別の場所からアクセスしようとも、梁とか配管が通っていて他の近い箇所ではダンパーの整備が出来ない、もう整備出来るのはここからのみ・・・。でも届かない・・・。

そういう時はどうするかというと

なんとかして叩く!!

絶対に無理でも、なんとかして整備をしなければなりません。脚立を斜めにして体を限りなく寄せ、腕の筋を限界まで伸ばしてなんとしてもダンパーの軸部を叩くのです。途中で「ルフィみたいに手が伸びればなぁ・・・ゴムゴムの実ってどこに売ってるんだろう・・・」と現実逃避しかけます。多分、安パトとか来たら一発で「作業をやめろ!!」と言われると思います。だけどやるしかねぇんだよぉおお!

「届かない位置にあって整備出来ませんでした」と報告をあげるのは簡単ですが、もうどうせ、絶対にオーナーから「整備すれば直る可能性はあるんだよね?」と問われ、「整備してダメだったらダンパーの交換予算出すけど、その検証をしてないんじゃ予算は出さないよ」と言われてしまうのはもうわかりきっているので、やるしかないのです。どうせここで整備しなくても、どこかのタイミングでテナントに脚立が立てられるように棚などを退かしてもらうように依頼して、再度整備する・・・という事になり、それはそれで面倒なので、ここは可能な限り、その日のうちに整備を完了させてしまいます。

まぁ、ほとんどがこんな大変な箇所ではありませんが、それでも不具合時に、わざわざ脚立を立てて天井を除いて整備するのは時間がかかります。今日は、そんな感じで整備している途中で「こっちもダンパーが〜」「こっちもダンパーが〜」と次々に呼ばれ、軽くパニックです。ダンパー以外の項目は、他の人に任せ、僕はダンパー整備に明け暮れました。

ちなみに、今回の消防設備点検では、ダンパーの不具合が今までの数倍多くありました。今年は本当に不具合が多いです。なんなんでしょうこれ。

そういうわけで、今日はダンパー解放クンとして、一日中、天井を覗き、腕の筋を伸ばしてハンマーとシリコンスプレーを振るっておりました。多分、明後日ぐらいに筋肉痛になっていると思います。

では、明日は宿直ですのでここら辺で寝ます。本日もお疲れ様でした。

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