ビルメンってお喋りの人多くないですか?
偏見かもしれませんが、年齢が上がるにつれて、お喋り度が高くなっている気がします。
20代はほぼ無口、30代は無口では無いがあまり長話はしない、40代はそこまで長話はしませんが一度スイッチが入ると止まらない(ただし、話にオチをつけて終わらす心得はある)、50代以上は本人が「お喋りや〜めよ」という気分になるまで絶対に話をやめない。というイメージがあります。
僕のブログで度々出てくる重鎮は50代なのですが、現場屈指のお喋りマシーン。4時間ぶっ続けてお喋りをする事なんてザラです。相手の都合なんて一切関係なし!自分が喋りたいだけ喋りまくります。
所長・副所長がいる平日昼間などは大人しいのですが、所長がいない夜や祝日なんて、もうヤバヤバのヤバです。「なんでこんなに喋るの?」っていうぐらい喋りまくります。
会話の内容はほとんどが「俺がこの現場を立て直した」「昔は誰も協力してくれないから俺が1人で全部やった」「俺が1番仕事をした」「今のみんなの忙しさとは非にならないぐらい忙しかった」など、おじさん特有の「昔は俺は凄かった」武勇伝なので、聞く方はゲッソリ。こう言った内容の話をループさせながら、平均4時間は喋りつづけます。
ちなみにこの間、自分の仕事は一切出来ません。パソコンをカタカタしながら「へ〜そうなんですか〜」みたいな感じであしらってると、「ちょっとこの画像見てくれよ!」みたいな感じでパソコンから離れる事を強要してきます。それをあしらう勇気を僕は持っていないので、その手に乗ってしまったらもう終わりです。パソコンから一度でも離れたら、もうその日は仮眠の時間までパソコンを触れません。
さらに、重鎮が宿直で自分が遅番の時なんて、自分が「じゃあ時間なので帰ります」と言っているにも関わらず会話を続けていましたからね。もう自分の体の半分は防災センターの外に出ているのに・・・
結局、体を半分外に出しながら30分ありがたいお話を聞き続けました。その間残業代などは出ません。ちなみに「おっと!そう言えばもう定時だったな!ごめんな(笑)!お疲れ!」と言っており、僕が最初に「じゃあ帰ります」の部分はまるで聞いていない事が判明しましたね。
最近はグッと数が減りましたが、重鎮との宿直はマジで夜は仕事が出来ません。所長も帰って防災センターで2人きりなので、もうお喋りが止まりません。僕も重鎮と宿直の日は夜の仕事は諦めてます。
ちなみに「すいません、ちょっと仕事があるので・・・」と勇気を出してお断りをすると
「そうだよな、青村君は俺と違って忙しいもんな、でもな俺もさ昔はさ君ぐらいの時は誰からも会話をされないで現場を回してきたんだよ、今ではさ皆んな協力的だからやってくれるけどそう言った空気を作り出すのはお互いのコミュニケーションだと思うんだよ。そうやって自分の仕事をすることも大切だけどさ、こうやってお互いにコミュニケーションを取り合うって事も重要だよ思うんだ。君もさ将来は所長とかになるようならばそう言った事を熟知していかなきゃいけないぞ。今の所長は確かに仕事はできるけど、俺みたいな昔からいた人間に対しては結構発言を蔑ろにするだろ?あれじゃあ人はついてこない。ついてこないんだよ、そもそもさ今の副所長は、俺が昔いた頃と比べるとだいぶ楽だよ、だって・・・ウンタラカンタペチャクチャ・・・」
あれ?断ったはずなのに・・・会話が続行されてる!
これが重鎮の恐ろしいところなのです。まるでこっちの気持ちを汲み取らない。というかどういった方向からでも、自分主体に持っていく。これは天才です。もう勝てません。
ちなみに、そうやって長話をした次の日は必ず重鎮は残業をします。
「なんで俺だけこんなに仕事があるんだ?」
「全然終わらない!あ〜忙しい!忙しい!」
昨日のお喋りがなければ、とっくに終わってるはずなのに・・・。それにぶっちゃけ重鎮に振られている仕事はそんなに無いはず。というか、普段何をしてるんだろ・・・。定期点検に出るわけでも無いし、報告書や見積もりを作成しているわけでも無いのに、やたら忙しいアピールをするけど・・・
今までは「ベテランだから勉強のつもりで話とか聞かなくちゃ!これも仕事の一部だ」と自分を誤魔化しながら話を聞いてきましたが、いい加減鬱陶しくなってきました(笑)
ちょっと所長に言った方がいいかなぁ。でもお喋りなのは重鎮だけじゃ無いんですよね。重鎮が1番お喋りが長いだけで、他にも2〜3時間は話し続ける人も結構いるし・・・。というか、今の現場は全体的にお喋り好きは多すぎる!喋るにしても、仕事に関係ある話をして欲しいです。重鎮が結婚指輪を買った場所の話なんてクソほどどうでもいいんだよなぁ・・・。
以上、愚痴でした。本当はこの愚痴話を現場の後輩に言いたいところなんですが、「青村さんって重鎮の愚痴の話長いよな・・・鬱陶しいわ・・・」と思われてしまったら本末転倒なので、ここに書き綴った次第でございます。(笑)