こんばんは 青村です。
防災センターには、【本日の予定】と【今月の予定】が記入されているホワイトボードがあるのですが、基本的に僕はいつも仕事に来るたび【今月の予定】が書かれているホワイトボードの写真を撮り退社しています。これをする事によって、次回仕事に来る際に、その日の予定を確認して「今日は楽な日だ」とか「今日は動き回る必要があるな・・・」と心の準備をしています。
ただ、今日【本日の予定】が書かれているホワイトボードを見てみると、「石畳調査(チェンブロ出す)」という、この前までには書かれていなかった予定が書かれていました。もうこの時点で面倒だということだけはわかりました。こういう突発系の作業に楽なものは無いのです。
思いつきで始まる調査!
どうやらオーナーが「そういえばテラスの石畳下のルーフドレンの詰まりって大丈夫?」と急に所長に問いかけてきたとの事。
テラスはこういう感じで1枚の石畳がずらりと敷き詰められているのですが
雨が降った際は、石畳の隙間から雨が流れ、その下にあるルーフドレンに流れていくという仕組みになっております。
ルーフドレンが泥や葉っぱなどで詰まれば排水不良になります。過去にこの箇所はルーフドレンの排水不良で真下の天井に水が行ってしまい、漏水した経緯がありました。ルーフドレンは定期的な清掃が必要で、この場所以外は3ヶ月に1度のペースで掃除をしております。
なぜこの場所はやらないのか、それは理由が3つほどありまして、1つは過去の排水不良が、泥や葉っぱなどの詰まりが原因では無く、施工時にルーフドレンをなぜか粘土で覆っていたのが原因でした。理由は謎です。嫌がらせかな?
そして2つ目は、泥や葉っぱなどがほとんど流れない箇所で、よっぽどの事がない限り、詰まらないハズなのです。
そして3つ目は、ルーフドレンを確認する事自体がかなり面倒だと言う事。石畳の下にルーフドレンがあるのですから当然石畳をどかさなければいけないのですが、この石畳めっちゃくちゃ重いのです。1人ではまず持ち上げられません。
一応、点検用に1人でも簡単に取り外せる箇所が何箇所かあるのですが
どこを開けてもルーフドレンにアクセスする事は出来ません。
過去に「じゃあ石畳を移動させて、ルーフドレンの真上にこの取り外せる箇所を持ってこよう!」という事で移動をさせてみたのですが、なんと1枚1枚若干大きさが異なっており、今ある箇所にしか収まらない職人仕様になっていたとの事。大切なところは適当なのに、妙なところで見せる職人魂。もうそういうの本当に要らないんで・・・まともな設計して下さい・・・(泣)
そういうわけで、ルーフドレンを見る=重い石畳をどかすという事で、点検は見送られて来たのですが、いよいよ点検する必要が出て来てしまったという事です。
この石畳をどかすには、チェーンブロックという機器を使用します。仕組みは単純で、チェーンの力で石畳を吊る事が出来ます。通称チェンブロと言っています。
このチェンブロ組み立てるのが面倒なんですよね・・・。重いしデカいし場所取るし。組み立ててる時「処刑台でも作ってるのか?」と思っちゃうぐらいマガマガしいのです。
組み立てた後も、吊った石畳を置く箇所に青ベニを敷いたり、吊るために石畳にフックがあるのですが、それが固着しててうまく出てこなかったり、復旧する時にゆっくりチェンブロを動かさないといけなかったりと、3人でやる作業にしては気をつける事が多すぎて疲れます。
ちなみに、一緒に作業をしていた、つい最近現場に配属されたビルメン五年目の人が「え?この現場チェンブロうちらで使うの?」と驚いていました。まぁ、普通に使いますね・・・といったら「マジか・・・ちょっと人事部長に相談かな・・・」とボソッと言っていましたが聞かなかった事にしました。
結局10枚ぐらいどかしてルーフドレンを確認しましたが、特に詰まりなどは無く綺麗なものでした。今後は3ヶ月に1度のルーフドレン点検時に、この箇所も実施するとの事です。また仕事が増えてしまいました。
しかし、まだ若干涼しい時期で助かりました。これを炎天下でやるのはちょっと厳しいですね・・・。次回の点検は9月ですが、自分がその日に当たらないよう祈るばかりです。
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