重なるPACのA3エラー!そしてまたもや意味なし点検口!

暑さが全然収まりませんね。駅前で「このまま暑さが続いたら、12月ぐらいには50℃超えちゃってるんじゃないの〜ガハハハハwww」という昭和のギャグをおっさんが言ってるのを聞いてしまい、暑さのせいか「近いうちそういう事もあり得るんじゃないか・・・?」と逆に怖くなってしまいました。

しかし、こう暑いと当たり前ですがビル内の空調はフルで動きまくっているわけであって、そうなると当然ですが故障するのも早くなります。

そんなわけで例に漏れず、我が現場の中央監視PCで共用部のPAC(パッケージエアコン)の故障警報が鳴り響いたわけですが、今回はその量が尋常じゃなかった!

いつもの5倍ぐらい故障警報が出てる!!

PACの故障警報自体はそこまで珍しいものではないのですが、今回はびっくりしました。なにせ、いつもだったら1台の故障なのに5台ぐらい一気に故障警報が出ているのですから。

一気に故障警報が出たので、もしかしたら室外機の方の故障かな?と思ったのですが(共用部のPACはマルチ型なので1台の室外機に対して数台の室内機が接続されており、室外機が故障すると繋がっている室内機全てに警報が出る)飛び飛びのPACに故障警報が出ているので、しっかりと室内機単体の故障のようです。

ただ、大体故障の原因は予想つきますので慌てず現場に向かいます。億劫なのは、何の故障なのかは現地の天井内に設置されているPACリモコンに表示されているエラーコードを見ないとわからないという事。どんなエラーでも中央監視PCにはただ「故障」と出るだけです。

現場によっては中央監視PCに表示されているようですが、どうやらその設定には単体でお金がかかるらしく、僕の現場はケチなのでそういった設定をしておりません。

他現場から異動してきて2年目のOさんなんて、今だに「ここってエラーコード出ないんすか?前の現場はあったんですけどねぇ」って聞いてきます。いい加減に前の現場の事は忘れろ!(余談ですが、前の現場がいつまで経っても忘れられない人っていますよね・・・)

・・・で話は戻して、現場のリモコンでエラーコードを確認してみると、予想どおり「A3」エラー表示

ダイキンの機器なので、HPで調べると「ドレンパンの水位が上昇している事によるエラー」との事。おそらくドレンパンで発生したスライムがドレンポンプに絡まって上手く吸い出せていない事が原因と思われます。このA3エラーは結構頻繁に発生するので「あぁ、またか」という気持ちの方が強いです。

このエラーを解消するにはドレンパンを清掃してあげるのが1番なのですが

案の定、点検口から遠〜〜〜〜い場所に機器本体があるので、ドレンパン清掃をするのが困難です。場所によってはマジで出来ないところと、やれと言われたら渋々やれるところがありますが、どちらにせよ天井内での作業は色々と危険なので出来る限りやりたくありません。

もし機器の真下らへんに点検口があるのがベストなんですが、本当にこのビルの点検口は役に立たない場所にばっかりあるな・・・。

https://buildingmen-aomura.com/2023/07/24/%e9%96%8b%e3%81%8b%e3%81%aa%e3%81%84%e3%82%aa%e3%82%b9%e3%83%88%e3%83%a1%e3%82%a4%e3%83%88%e3%81%ae%e7%82%b9%e6%a4%9c%e5%8f%a3%ef%bc%81/

https://buildingmen-aomura.com/2023/04/14/%e5%a4%a9%e4%ba%95%e8%a3%8f%e3%82%92%e6%ad%a9%e3%81%84%e3%81%a6%e4%bd%93%e3%81%ae%e7%ad%8b%e3%81%8c%e4%bc%b8%e3%81%b3%e4%bc%b8%e3%81%b3%e5%a4%aa%e9%83%8e%e3%81%ab%e3%81%aa%e3%82%8b/

仕方がないので、PACの電源をON/OFFして様子見。大体これで復旧します。ただしその場しのぎにしかならないので、まぁいずれかはドレンパン清掃が必要になってくるのですが、点検口からアクセスが難しく、さらにドレンパンを降ろして清掃をするとなると、新たに機器の真下に点検口を作る必要がありますが、これがまたお金がかかる事、かかる事・・・。

見た感じ、ドレンが溢れて天井を濡らしている状態では無いので、単純にポンプが一時的に詰まっているだけなのでしょう。まぁ、こんな感じだと「様子見で」と言われてしまうのがオチです。そうやって「マジでヤバくなるまで」様子見をするのが現実です。本当はヤバくなる手前で解決させたいところですが、そう簡単にはいきません。

今回は箇所が多かったので、全部確認するのに結構時間がかかってしまいました。結局、全部A3エラーでした。

なんで一斉に故障警報が出たんだろう・・・と不思議に思っていながらも、全部電源のON/OFFで直ったので良かった良かった・・・と思っていましたが・・・

直ったと思ってた数箇所が再度、A3警報発報!!

しょうがないので、その数カ所は天井内でドレン抜き穴からドレンを抜きました。

↑またこんな感じで天井内を大冒険です。

その数カ所はなんとかPAC本体にアクセス出来ましたが、他の数カ所は配管や配線が途中で行く手を阻んでおりアクセス困難です。幸いその箇所は故障警報は再発していないので良いのですが、まぁ時間の問題でしょうね。タイムリミットは・・・そう長くはないでしょう。

あぁ、それにしても・・・施工する際は点検口はちゃんと意味あるところにつけてくれ〜!!

コメント

コメント一覧 (6件)

  • 青村さん お疲れ様です。

    僕の現場でも隠蔽のフィルターのために
    cチャンやその上の鉄骨まで上がって歩いたり匍匐前進しないといけないところがいくつもあります。

    こんなことをしていると命がいくつあっても足らないように感じます。

    エラー見るたびに天井上がらないと行けないのは本当に危ないですね…

    • エラー内容は大体わかってるのに、天井に上がらないといけないのは本当に面倒です。
      作業台を持っていくのも手間ですね・・・

  • ドレンパン清掃ももちろんですが
    配管の掃除口からバキュームするのも良いですよ

  • 私が以前いたところも困ったらバキュームで吸い出してましたね^^; 点検口はあるあるですね。施工する時のことしか考えてない 空調機のフィルターの取り出し口が遠くでしかも真裏だったとき殺意を覚えました

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