交換作業よりも面倒な事・・・それは見積作成

ビルメンになってそこそこ経ちましたが、最近特に「面倒だな〜」って感じるのが、タイトルにも書いたのですが、「見積作成」です

例えば、部品がぶっ壊れて交換をする際に、オーナーに「これを交換するからお金を下さい」とお願いするわけなのですが、その際に「これを買います、値段はこれぐらいです」「こういった作業をします、作業費はこれぐらいです」という風に、必要な費用を全てまとめて見積としてオーナーに提出をします。そしてオーナーからOKが出たらようやく部品を発注し、それが納品され次第交換作業が実行できるわけです。

ビルメンになった当初は、モノが壊れた際に「あ〜、交換作業か・・・、報告書も作成しなきゃいけないから面倒だな〜」と思っていたのですが、最近は見積もやる必要があるので、面倒臭さがさらに増加しました。

部品がぶっ壊れた時、脳裏に浮かぶのは面倒くさい見積作成の手順・・・

まずは、部品の業者に、部品の見積依頼をします。会社で贔屓にしている業者に頼まないとダメです。例えばモノタロウですが、そっちの方が安くて、しかも納品が早く、そっちを使った方が誰が見ても良い気がしますが、モノタロウは贔屓業者じゃないので頼むことは出来ません。こういうのは本当に会社の悪いところですよね。

で、業者から見積が来たら、今度はウチの見積を作成します。例えば業者が100円で部品を売るよ!と言ってきた場合は、120円にして見積を作ります。その時、粗利率は何%以上だの、細かいルールがあり非常に面倒です。所長が「粗利率30%にしろ!」といってその率で見積を作成したのに、本社では「こういう場合は特殊ルールで25%だぞ」とか、聞かされていないルールも出てきます。「んなもん知るか!」と文句を言いながら作成します。ちなみにウチの会社で使っている見積システムはマジもんのゴミシステムで、Excelで作成した方が早いレベルの出来です。ただし、このゴミシステムで作った見積でしか見積として見なされないので、渋々このシステムを使用して作成します。このゴ見積システムのせいで、さらに作成に手間が掛かります。

そうやって作った見積をオーナーに「なんでこの部品が必要なのか」「この金額じゃないとダメなのか」のお伺いを立ます。この時、「この部品の壊れた経緯」「この部品の交換推奨時期(メーカーの報告書を添えて)」「類似案件の報告書や見積」を資料に添付します。これだけでも結構な手間です。その際に、オーナーに「この部品、モノタロウだと90円だけど、なんで120円なの?」と質問された場合、部品代金を下げずに、作業費からその分を値引きます。意地でもモノタロウからの購入は許されません。モノタロウアンチかな?場合によっては、部品の見積を依頼した業者に「この部品、モノタロウと同じ値段にしてちょ」と依頼をかけたりする時もあります。多分業者は「じゃあモノタロウで買えよ・・・」と思っている事でしょう。僕も思ってます

これでオーナーがOKを出せば、最初に部品の見積を取った業者に発注をするのですが、NOだった場合は、見積作成からやり直しです。そうした場合、見積システムに金額を修正して出し直せばいいと思うかもしれませんが、このゴミシステムの凄いところは、一度提出した見積は一切修正が出来ません。つまり、一から見積を作成し直しなのです。この件については、「なぜそうなる?」「意味がわからん」「いやがらせ?」と非難轟々なのですが、本社はこの見積システムを改修しようともしません。マジで使いにくい・・・

そうして、部品が納品された後は交換作業をするのですが、オーナーにお金を出してもらっているので、報告書を作成します。報告書を提出して全ての作業が完了となります。

交換作業時間 約10分

交換に対する見積を作成し、OKが出るまでの時間 2〜3週間

うん、どう考えても時間の無駄です。本当にこう言った作業に時間が取られすぎです。なので、モノが壊れてもそこまで影響がなければ、見積を作る手間を考えたらそのまま放置でいいや、という事も結構あります。

ちなみに、よく交換する部品とかは、予備品として複数個発注しておけばいいのでは?と思うのですが、最近はオーナーがケチなので、なかなか数を買わせてくれないんですよね・・・。また、サイズが特殊なパッキンなどは、わざわざ見積を取るのが面倒なので、自腹を切ってホームセンターで買ってきてこっそり交換したりしてなかったり・・・

こういう部品を僕たちは「闇の部品」と呼んでます。ホムセンのほうが安いし、品揃えが良いし、早い!

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