こんばんは 青村です。
昨日は宿直だったのですが、よく分からないクレームもらっちゃいました。
平和な夜に招かれざる客がやってきた!
日勤者が全員帰り、防災センターに宿直者しかいなくなった時に、防災センターの扉をノックする音が。
こんな時間に来る客人は、ほぼ厄介な案件を持っている人間なので、防災センターに緊張感が走ります。
入ってきたのは、若めの兄ちゃん2人。入ってくるなり開口一番「救急車を呼んで!」
一人は腕を組みながら、どちらかというと命令口調で話してきました。なんやこいつ・・・オーナー側の人間か?でも知ってる顔じゃないぞ?
とりあえず、「どうしたんですか?」と聞くと、もう一人の兄ちゃんが「私たちの同僚が気分が悪いって言ってるんで救急車を呼んで欲しい」との事。どうやらこの2人は、このビルのテナントの社員のようです。ちなみにこのテナントは、過去に管球交換をタダでやってもらえると思っていたところだった為、「あ、これは面倒なのが来たぞ」と思いました。
今まで救急車対応は結構ありましたけど、救急車を呼んでください!と依頼されるのは初めてです。館内規則に「救急車を呼ぶのは防災センターを経由してください」なんて決まりは無いですし、他のテナントも当たり前のように、自分たちで要請をして、その旨を防災センターに連絡してくるのが当然の流れでした。
まぁ、しかし呼んでくれと言われて「嫌です」なんて言えません。「本当に救急車が必要な案件ですか?」なんてのも言えません。なので、こう言われたら僕らはどうあれ救急車を呼ぶ以外の選択肢はありません。
しかし・・・、モノの頼み方ってあるでしょうよ。この職員の「救急車を呼ぶ権利を与えてやろう」みたいな感じの言い方、気に入りませんね・・・。
管球無料交換事件の時もそうでしたが、このテナントの職員は全員こんな横柄なタイプしかいないんかいな・・・と多少のイラつきを感じつつも、防災センターの電話で119番に電話。電話にてどんな症状か、どんな状態かなどが聞かれ、社員「多少の頭痛」→僕「多少の頭痛がするようです」、社員「お腹が痛い」→僕「お腹が痛いようです」と伝言ゲーム状態で報告。この状態なら、もうこの社員が通話した方が早くない?
救急車要請をしたら、社員は満足したのか「じゃあ救急車が来るまで部屋で待ってます」というので「じゃあ〇〇階に具合の悪いお客様もいるんですね」と言うと答えは「さぁ?」
え?「さぁ?」って何?
なんかそこまで緊迫した感が無いので、結構余裕な感じ?
もしかして救急車を呼ぶ必要なんてないのでは?と思いつつも、「では救急車が来たら〇〇階のEVホールに案内するので、具合の悪いお客様をそこまで案内してもらってもいいですか?」とお願いし、一旦は解散しました。
で、数十分後に救急車到着。こんな遅くにご苦労様です・・・。
救急隊員と一緒に指定の〇〇階のEVホールへ向かいました・・・が!
いねぇ!!やつらが!!!一人も!!!!
テナント内にも数人の職員しかおらず、「具合の悪いお客様はどちらに行ったか知ってますか?」と聞いても「知らない」との事。おいおい、なんて冷たい社員なんだ・・・。
もしかしたらトイレとかに行って倒れているのか?と緊張感が走ります。ちょっとトイレを見てきますと言いかけた瞬間に、防災センターから電話が
「さっきの人、防災センターでお待ちです」
「はい?」
なんと!「防災センターで待ってた方が、救急車にすぐに乗り込めると思ったので、こっちにわざわざ来ました」との事。は〜〜〜〜〜〜〜〜〜(クソデカため息)本当にこういうバカ(もう言っちゃう)が一人でもいると緊急時に余計なトラブルが増えるんだよな〜〜〜〜。本人は「良いアイデア思いついた!」と思ってやってるんだけど、こういう場合は最初に決めた事を変えてくと返ってトラブルの原因になるんだよ・・・。というか、その隣に座ってるのが具合の悪い人か・・・うん、パッと見「余裕そう」だな・・・。具合悪い感じはあるけど、これならタクシーで病院行った方がいいだろ。多分、救急車なんて必要ない。
そんなこんながありましたが、無事に具合悪い人を救急車に乗せ、受け入れ先を確認。その時に救急隊の方が「付き添われる方いますか?」とテナント側にいっていましたが「・・・」と他人行儀。その後、テナントの社員は「じゃあ、仕事があるのでテナントに戻ります」と行って消えました。「ご迷惑をお掛けいたしました」の一言ぐらいも言えんのかい!!
しばらくして、救急車は病院へ向かって行きました。
これで終わったかと思ったら・・・
ふ〜、ようやく終わった・・・と思ったのも束の間。さっきの対応から1時間後に、防災センターに電話が・・・なんだ?もうトラブルは勘弁だよ・・・と思って恐る恐る出ると、さっきのテナントの職員からの電話でした。
社員「あのう、先ほどの救急車どこの病院へ行ったんですか?」
僕「〇△病院って言ってましたよ」
社員「なるほど、で、□さん(多分救急車で運ばれた人)の病状ってなんだったんですか?」
僕「え?いやわからないです」
社員「ちょっと確認してもらってもいいですか?」
僕「(おぉ?これはなんか嫌な予感が・・・)こちらからは確認が取れないのですが・・・」
社員「え?だって防災センターの人が付き添いで病院行ってますよね?その人に聞いてもらえますか?」
僕「え?」
どうやら、向こうは「防災センターの人が付き添いをするのが当たり前」「□さんの家の番号とかも防災センターは知っているから(知らない)家族にも病院へ行った旨を伝えてくれる」「後日報告書を提出してくれる」と思ってたようで
「そんな無責任な対応は困りますよ!!こっちだって報告書を上に上げないといけないんだから!!!」とかなりご立腹。
「この件については、問題として挙げさせてもらいますからね!!」と怒り口調で電話をガチャ切り。え〜?意味わかんない
そういうもんなの?防災センターって・・・。これが当たり前なの???わけわかんない・・・
所長にとりあえずメールでこういったクレームがありましたと打ったら、「えぇ・・・」と困惑の様子。とりあえず、そのテナントの連絡先に「こういった対応をしました」と言う事だけ送って、と言われたので「申し訳ございません」とか「すいません」とかの謝罪文は一切入れず、メールを送信。その数十分後に「対応ありがとうございました」のメールが来ました。
・・・で、宿直明けの今日、昨日の件でクレームが来るかな・・・と心配で、13時ぐらいまで残業をしていましたが、特にクレームは無し。「なんだったんだ・・・」と思いながら帰宅しました。ハァ・・・疲れた。世の中には色んな人がいるなぁ・・・。
コメント
コメント一覧 (6件)
ゴミみたいな人間ですね…
私の現場にもなんでも丸投げしてくるヤベェ部署の人間はいますが、ここまでの奴は流石にいませんね…
所長が強気な人だったり、オーナーと関係が良好だったらすると、こういうゴミを怒ってもらうよう所長からオーナーにお願いしたりできるんですけどね…(私の現場でも前の所長の時はそう言った荒技ができました。いまの所長になってからはとても再現不可能ですが…)
「テナントのお客様=神様」状態なので、強気には出られないから
逆にテナントの客が強気に出ている気がします。あとは、そのヤバい奴らの
会社はそこそこ名の知れた会社なんですよね・・・。「俺様は一流企業の社員だぞ?」
みたいな傲慢さは感じますね。
この様なクレームの場合、私の現場だとオーナーの立会いの下、テナント側担当者及びその上司と契約書の確認を実施します。相手側に非があると判れば大抵大人しくなりますが…
今回のクレームは意味不明すぎて、オーナーにも
報告する気になりませんね・・・。
そのテナントの人間は、防災センターを何だと思ってるのか…わけわかりませんね。
目の前で119連絡してくれと言われたら一応するだろうけど…それよりも、「防災センターの電話使って良いので直接電話をして下さい。その方が症状など詳しく言えると思うので」と言って、その連中に電話させますね。
あと救急車の付き添いは、同じテナントの人間がすれば良いだけの話で、防災センターの人間がそれをする意味がわからない。
持ち場を離れるわけにはいきませんからね。
こんな奴らが来た場合、うちの現場の人間なら、普通に言い返してると思います。
ていうかオーナーに相談して、そいつらを何とかして貰いますね。
テナントの人間に強く言い返せる人材が我が防災センターに欲しいですね・・・。