トラブル対応は花形業務!そして霞む点検業務!

昨日は休日だったので、テナントの中に入って業者と空調設備の点検を実施しました。僕のビルでは、テナントに入室する系の点検は、テナントに人がいない休日にやる事が多く、お客さんから鍵を借りて入室をし点検をします。お客さんがいなくて気が楽な分、業者が好き勝手テナント内を動き回るのでコントロールをするのが大変です。おまけに休日は、平日より防災センター側の人員が少ないのでそれも相まって面倒くさいです。

で、昨日は午後から点検で、当初の予定では「僕・Nさん・新リーダー」の3人で立ち会う予定でした。1人はパッケージエアコン班、もう一人はエアハン班、そして給排気機器班です。

結構業者も人数を連れてくるので大変だな〜、でも3人で手分けしてやるならまぁいいかと思いつつ、午後になった瞬間に防災センターに警報が!

え?これから忙しくなるのに何!?と思っていると、なんという偶然でしょうか、今日入室するテナント内にお客さんが独自で設置しているエアコンから結露水が漏れ出て、漏水検知帯を濡らしているという警報でした。

今回行うのは空調設備点検ですが、お客さんが設置したエアコンは範囲外。つまり業者はそのエアコンについてはノータッチです。

ただ、そのまま無視するわけにはいかないので、とりあえずテナントに連絡してテナント側から業者を手配してもらいましょうか〜と言おうとしたら

「せっかく入室出来るんだし、俺たちでやっちゃうか!」

え、ちょ

「青村くん、申し訳ないけどそっちは任せた!

全員そっち側へいっちゃいました

若いLくんも、Nさんに「勉強がてらついてこい!」と言われて行っちゃいました。おいおい、せめてLくんをこっちに寄越してよ!

Nさんと新リーダーは、バリッバリの現場好き。Nさんはこのトラブルが発生する前は「立ち合いか・・・面倒クセェな・・・」とテンションが非常に低かったのですが、現場に駆けつける時は打って変わってルンルンでした。

そんなわけで、4人中3人が、エアコン直しを始めてしまい、その間に大量の業者が来館。あそこの鍵を開けて欲しいやら、設定を変更して欲しいなど次々と依頼がきます。

本来は3人でやる事を、一人でやっているので、もー忙しい事、忙しい事。「せめて一人こっちに寄越してください!」と文句ぐらい言いたい気持ちで一杯でしたが、そんな暇もなく次々と依頼が来ます。

エアコンを直している3人はとても楽しそうに見えました(青村談)

流石に文句の一つでもいってやろうかと思ったのですが、途中から業者の作業も流れにのり、僕は業者がやっている作業を後ろから見てるだけの状態になった為、とても今から「人が足りないんだからそっちも考えて!」とは言えません・・・。

結局、18時ぐらいまでエアコンの修理をしており、聞いた話では、ファンモーターが埃まみれで全然回転していないのにも関わらず冷媒が冷えるもんだから結露が発生したとかなんとか。なんか全部のパーツを分解して清掃したらしい。やりすぎでは?

こういうのをやっちゃうと次回も「防災さん側でやってくれません(笑)?」って言われる可能性があるんだから・・・。自分たちの首を絞めるだけだよ・・・

で、翌日、所長にその事を報告した際に、「よく出来ましたね!」「いやあ流石だな!」と大絶賛。

今回の修理で、エアコンの異常が完全になくなり、テナント側も「業者を呼ばなくて済んだ!ありがとう!」とかなり喜んでいたとのこと。そりゃあ、有償対応が無料になれば嬉しいでしょうよ・・・

ちなみに、所長が、テナントからもらったお褒めの言葉を言った後に「あ、そういえば昨日の空調機の点検の結果報告書はなるべく早めに欲しいって言ってたからよろしくね」と言われた時、「なんだかなぁ・・・」って気分になりました

光あるところに影あり・・・。別に褒められたくて仕事をしているわけではないですが、なんとなく腑に落ちません。

このモヤモヤをどうすればいいんだ・・・

とりあえず、イマジナリーKさんに褒めてもらうことにしました!Kさんありがとう!!

コメント

コメント一覧 (5件)

  • あまり悪くは言いたくありませんが、所長さんは現場をコントロール出来ているのですかね。
    癖の強い設備員やテナントはどこの現場にもいるのは分かるのですが、部下への仕事の平等な割り振りや無理難題を言うテナントに対してのオーナーへの相談とかはされているのでしょうか。
    ブログを拝見した限りだと、青村さんは経験年数が短いのに知識が豊富で仕事も真面目に取り組んでいるように思えます。
    またこの言い方は適切ではないのですが、便利な駒として扱われているような感じもします(大変失礼な言い方で申し訳ありません)。
    一度現場異動願いもしくは別会社への転職も視野に入れてもいいのかなと。
    ほんの少しだけ青村さんより経験年数だけあるおじさんの感想です。

    • 所長はテナントの窓口(お偉いさんとか)には、一応「こういう事は防災センターの
      範囲外なので・・・」という事を伝えているのですが、その窓口から下々の従業員まで
      それが行き渡っていない感があるんですよね・・・。そこは、誰が所長になっても難しい
      気はします。
      便利な駒として扱われている・・・のは、まぁサラリーマンである以上はある程度は
      そうなるのはしょうがないかなと僕は思っています。前職ではその「ある程度」の枠組みから
      外れた扱いをされたので転職しましたが、今はまだ全然範囲内にあるので
      自分の中では転職とかはまだ考えにないですかね。
      ご心配ありがとうございます!まだ大丈夫です!(笑)

  • いつも拝見しています。本当に真面目に働いておられますね。頭が下がります。
    私は、全くの異業種からの転職でまもなく1年になりますが、現場で一番困るのは、契約内容やマニュアルを守らない人です。
    契約外のことをやって、本人はいい気分でしょうが、これを許すと相手が当然のサービスと思い、他の時にも同様な対応を求めてきます。本人がいないときに契約外だからと断ると、相手は「前の人はやってくれたのに」とかなり不満そうです。
    また本人がいるのに、自分でやらずに、「お前がやってこい」とこちらに契約外の行為を半強制するのも困ります。
    こういう人の悪いところは仕事にムラがあるということです。
    契約外の全てをやるのではなく、その時の気分でやるので、原則が全くありません。
    どういう基準で仕事を受けているのか、おそらく本人も考えていないのでしょう。
    契約内容の中で、やるべきことをやらず、やるべきでないことをする。これは、一種の勤務放棄ではないでしょうか。
    こういう人によくあることですが、マニュアルや契約書をあまり読もうとせず、示された措置や必要な点検をやらないことがあります。また、得意分野以外のことを質問すると「自分でやってみろ」などと圧力をかけてきます。
    私は、契約内容に従った業務を、正確に迅速に処理し、できること、できないことを明確に区別できる人間が組織人だと思っています。
    他の方も経験がおありでしょうが、こういったデタラメをやる人間は職場の先輩で、逆らうことは難しい場合が多いと思います。
    おそらくいやな思いをされている方も多いと思うので、私の対処法を紹介します。
    まず、こういう人の子分にならないことです。
    (子分になると、いじめはなくなりますが、人格を否定されるなどとことん馬鹿にされるおそれがあります。)
    子分ではないけれど、逆らわない、おとなしい、あまり頼りにならない無害な人物程度に認識させ、接触機会を減らすことです。
    そして、接触しているときは、あまり逆らわずに、心の中で、相手を「二流の人物」「メッキ」と思い、腹を立てないことです。
    子分になるか距離を置くかの間の中間の態度をとるのは本当に難しいと思いますので、距離を置くというのがベターです。
    また、他業種での経験ですが、こういう人物は声や態度は大きく、パワハラもしますが、自分に自信のないことに出会うと、速攻で逃走するか他人に丸投げします。意見を聞くと怒り出すこともあります。いずれにせよ、いざというときには全く頼りにできません。
    こういう人とはなるべく関わりを持たず、自分の実力を磨き、一人でいるときに他人の助けを借りず、自力で解決できるよう日々研究を怠らないことです。(爪を隠す)
    そして、大事なことは「相手を良く思っていない」ことを悟られないことと、示されている契約内容を可能な限り守ることです。
    (自分を守る、組織を裏切らない)
    また、相手に対し「でたらめをやるのはおまえの勝手だが、逃げずに全てこなしてみろ」と心の中で思うと、相手が小さく見え、腹も立たなくなります。いずれにせよ、できるだけ相手のペースに乗らずに、自分の仕事を淡々とやることです。

    • アドバイスありがとうございます!
      隙を見せない・自分のペースで仕事をするというのは
      とても重要な事だと思います。

  • 仕事の線引がされてない会社です。このまま行けば大なり小なり事故おきますね。所長は青村一人にして作業は危険リーダーはなぜこの様な人員配分したんだと当日リーダーに
    指導とお叱りをしないのは所長のスキルが知れますね。テナントが何を言ってこようと規則で管轄外と伝え文句を言われたらその時所長が表にでるべき、なーんてそんなご立派なビルメン会社あるわけねーだ。

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