結露地獄!トラブルは重なるもの

ここ数日、テナントから「吹出口から水が出てるからなんとかしてくれ!」というクレームが大量に来ていました。

吹出口から水というのは、空調の吹出口から結露水がポタポタ落ちてきているという事で、それが結露だとわかっているお客さんからは、電話で「結露が発生してる」と言ってくれるのですが、知らない人だと「なんか機械から水が出てる!心なしか変な臭いがするからすぐに見てくれ!」という風に大袈裟に伝えてきます。まぁ、落ち着いて下さいよ・・・

結露が発生している原因としては、大体が冷房設定を低くしすぎており、22℃とかに設定して部屋をキンキンにしている場合に結露が発生している事が多いです。部屋に入った瞬間に寒すぎて、遊園地とかにあるアイスハウス?を思い出すぐらいです。(アレって今も遊園地にあるんでしょうか?)

しかしまぁ、別の日記でも書きましたが、世の中は省エネだとSDGsだと謳っている割には企業はわりと遠慮なくガンガンに冷房を使っているので、地球温暖化は解決はしなさそうです。「地球環境推進課」とかが入っているテナントのフロアなんて、寒すぎて職員が上着を羽織ってましたからね。

あと結露の原因としてもう一つ、ここ数日台風の影響で湿度が高かったというのもありそうです。外気を取り入れて換気をするので、どうしても部屋内に湿った空気が取り入れられ、湿度が高くなります。そこにガンガンの冷気が流れ込むと、結露が発生しやすくなります。外気取り入れ量を絞ってもいいのですが、そうすると換気力が弱まり、部屋内の二酸化炭素濃度が高くなって、中央監視PCでビービーと警報音が鳴りまくるのであまりやりたくありません。

とりあえず、お客さんには極端に低い温度設定にしないでと伝えるぐらいしか出来ません。結露防止テープを吹出口に貼るという対応もあるのですが、それを一つのテナントにやってしまうと他のテナントにもやらないといけなくなり、相当の量になってしまうので、基本的にお客さん側から貼ってくれと言われない限り、結露防止テープを貼るという事はしないつもりですし、結露防止テープの存在すら知らせません。(「結露防止テープというものがありまして・・・」なんて言ったら、絶対に「じゃあそれやって」って言われるから)

しかし、それでも朝暑いのか冷房をガンガンに低い温度に設定して結露をさせて「また結露した!」と電話してくるのです。「昨日低くしないでっていったやん!」と思いつつも、現地に行って、吹出口の結露を拭き取り、設定温度を下げて・・・をここ数日繰り返しています。吹出口を拭くのも、うちのビルはやたら天井が高いので7尺以上の作業台を持っていかないといけないのが面倒です。というか、結露の拭き取りぐらいテナント内でやって欲しいのですが、お客さん側は完全に「ビル設備の問題で結露が発生している。だから拭くのは当たり前」ぐらいの勢いで電話してくるので、まぁしょうがないですね。

結露問題は、夏の風物詩みたいなものですが、テナント側でももうちょっと温度とか気にかけて欲しいな、ってのは正直思います。

 

コメント

コメントする

CAPTCHA